初めてのInstagram、まずは何をすればいい?アカウントの登録方法&基本的な使い方を詳しく解説

初めてのInstagram、まずは何をすればいい?アカウントの登録方法&基本的な使い方を詳しく解説

2010年10月にリリースされたInstagramは抜群の手軽さ、使いやすさが人気を集め、スマホカメラの進化とあいまってわずか3ヵ月で利用者数100万人を突破。日本でも「インスタ映え」、「フォトジェニック」といった流行語が生まれました。

現在のアカウント数は全世界10億以上に達し、個人での利用はもちろんのこと、ビジュアルによる情報発信ツールとして多くの企業がマーケティングやブランディングに役立てています。

今回はそんなInstagramの始め方&使い方を徹底解説。あわせて実際にInstagramを活用している企業の事例もご紹介していくので、ぜひご一読ください。

Instagramの始め方と基本的な使い方

1.アプリをインストールする

InstagramはAndroid、iOS、Windowsに対応しており、広告を出稿する場合を除いて利用料金はかかりません。手持ちの端末にアプリが入っていない場合は、Google PlayもしくはApp Storeからインストールしましょう。

2.アカウントを登録する

インストールが完了したら、次はアカウントの登録。アプリの「新しいアカウントを作成」ボタンをクリックし、電話番号もしくはメールアドレスを登録しましょう。登録後6桁の認証コードが届くので、それを入力すれば、アカウント情報の登録画面に移ります。

ここからは画面の指示に沿って、名前、パスワード、ユーザーネーム(※アプリ上で表示されるアカウント名)を入力していくだけ。あわせてプロフィール写真を設定し、最後にフォローするInstagramユーザーを選べば登録完了です。

アカウント登録画面は非常にわかりやすく、日ごろからスマートフォンアプリやクラウドツールを使っている方なら手順に迷うことはないでしょう。

ちなみにInstagramはFacebook傘下のサービスなので、既にFacebookのアカウント登録を済ませていれば、それをそのまま使うことで上記の登録プロセスはすべて省けます。

また、パスワードやユーザーネーム、プロフィール写真については利用スタート後、任意のタイミングで変更することが可能です。

3.プロフィールを設定する

アカウント登録が済んだら、投稿の前に画面下部右端のアイコンをタップし、プロフィール(自己紹介文とリンク先URL)を設定しておくのがおすすめです。

プロフィール設定は必須ではないものの、画面最上部に表示される部分なので、きちんと設定しておくことで訪問したユーザーにどんなアカウントなのか、誰が何を投稿しているのか、ひと目で伝わります。あわせてリンクを貼っておけば、コーポレートサイトやサービスサイトへInstagramユーザーを呼び込むことができるでしょう。

自己紹介文については150文字が上限。個人アカウントでは絵文字・記号を散りばめつつ、趣味や特技、興味・関心などを羅列する文面が多い一方、法人の場合はビジネストーンのオーソドックスな日本語で、運営者情報や投稿のテーマをシンプルにまとめるのが主流のようです。

4.投稿する

登録・設定が済んだら、早速投稿してみましょう。

まずは画面最下部の真ん中にある「+」ボタンを押下して端末に保存してある写真・動画を選択し、「次へ」をタップ。続いて表示される編集画面では、ピンチイン・ピンチアウト操作で画像のサイズ・縦横比を変えられるほか、フィルターをかけて色味を変えたり、配色のコントラストを調整したりすることができます。

編集が終わったら同様に「次へ」をタップして本文(投稿)を作成。さらに検索に引っ掛かりやすいようハッシュタグを紐づけたうえで「シェア」をタップすれば、フィード上に投稿されます。

なお、Instagramにはアーカイブ機能が付いており、投稿を一時的に非公開にしておくことが可能。画像の編集に時間がかかる場合、あるいは投稿を作成した後、いったん間をおいて公開したい場合などに役立ちます。

5.他の機能を試してみる

メイン機能である投稿以外にも、Instagramにはいくつもの便利な機能が搭載されています。そうしたなかでとりわけ多くのユーザーに利用されているのが、DM(ダイレクトメッセージ)機能です。

使い方は簡単で、まずは画面右上に表示されている矢印型のアイコンをタップ。続けて表示されるユーザー一覧から相手のチェックボックスをONにし、「メッセージ」をタップすれば、テキストや画像、ハッシュタグを送れます。

ユーザー一覧画面で複数名にチェックを入れれば、LINEをはじめとするメッセージアプリ同様、クローズドな環境でグループトークを開始することも可能です。

慣れてきたらビジネスアカウントへ移行

Instagramの始め方と基本機能の使い方は上記のとおりですが、ひととおり使ってみたうえで、より本格的にマーケティングやブランディングに役立てたいのなら、ビジネスアカウント(企業用アカウント)に切り替えるのがおすすめです。

ビジネスアカウントに切り替えれば、プロフィール欄で連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)を公開することが可能に。投稿を通じて自社に興味を持ったユーザーとダイレクトにコミュニケーションをとれます。

さらに、一般アカウントには付いていないインサイト(効果測定機能)を使って投稿のインプレッション数やリーチ数を把握したり、広告を出稿して自社の商材をアピールしたりできるようになります。

実際にInstagramユーザーの80%以上は何らかのビジネスアカウントをフォローしていると言われており、成功事例も多数。あるアパレル関連企業ではビジネスアカウントに切り替えたうえでコーディネート例などを配信することでブランド認知度を大きくアップさせました。

ビジネスアカウントへの切り替え方法

Instagramの一般アカウントをビジネスアカウントに切り替えるためには、まず画面右上のハンバーガーメニュー(三本線のメニュー)をタップ。

メニューが開いたら「設定」→「アカウント」→「アカウントタイプを切り替え」→「ビジネスアカウントに切り替える」と進み、次の画面でカテゴリ(業態)を選択しましょう。続いて「クリエイター」or「ビジネス」(一般企業の場合は「ビジネス」でOK)を選び、前述の連絡先を入力すれば完了です。

以前はビジネスアカウントの利用にあたって既存のFacebookページとの連携が必須条件になっていましたが、2018年の仕様変更によって連携は不要に。また、広告を出稿する場合を除いて追加のアカウント費用なども一切かかりません。

参考にしたいInstagramのビジネスアカウント3選

最後はこれからInstagramを始めようとしている企業の担当者の方に向けて、参考になる3社のビジネスアカウントをご紹介します(※投稿・フォロワー数は2020年2月14日時点)。

1.北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)

コンテンツマーケティングの成功事例として取り上げられることも多い「北欧、暮らしの道具店」(株式会社クラシコム)では、商品情報の紹介を中心に毎日数件の投稿をアップしています。

ブランドコンセプトに合ったナチュラルで高品質な画像はもちろんのこと、自社スタッフによる丁寧なレビューも人気を集めており、ファンの獲得・囲い込みに大きな効果を発揮しているようです。

・投稿:1.1万件

・フォロワー:109.5万人

https://www.instagram.com/hokuoh_kurashi/

2.キヤノンマーケティングジャパン株式会社

こちらはキヤノンの小型ミラーレスカメラ「EOS M200」の公式インスタアカウント。件数こそ決して多くはないものの、フォロワーが撮影した美しい写真を定期的に投稿することで10万人以上のフォロワーを獲得しています。

特徴的なのは直接的な売り込みを一切行わず、あくまでフォトギャラリーとして運用していること。Instagramならではのユーザーとのつながり、ビジュアルを介したコミュニケーションが結果として商品の認知度アップやブランディングにつながっている好例ではないでしょうか。

・投稿:2,963件

・フォロワー:11.6万人

https://www.instagram.com/canon_eosm/

3.積水ハウス株式会社

大手住宅メーカー・積水ハウスの公式アカウントです。季節や生活スタイルに合わせた内装・インテリアコーディネート例を紹介するとともに、実際の施工事例を動画形式で配信し、ほぼ毎回1,500件以上の「いいね!」を獲得しています。

・投稿:302件

・フォロワー:8.6万人

https://www.instagram.com/sekisuihouse/

今回ご紹介した内容がみなさまの役に立てば幸いです。