コンテンツマーケティングとは?なぜ今コンテンツマーケが重要かを解説!!

コンテンツマーケティングとは?なぜ今コンテンツマーケが重要かを解説

一般消費者が目にする情報の量は近年飛躍的に多くなりました。

パソコン、インターネット、そしてスマートフォンの普及で、たとえば20年前とは比べ物にならないほどの情報量です。

また、日本では様々なモノやサービスの発展により、生活に必要なものはほぼ揃っている状態と言えるでしょう。

さらに、Googleなどの大手企業による、「高性能なのに無料」のサービスも増えており、モノやサービスを買ってもらうことの難易度はどんどん上がっています。

ありきたりのものは無料で提供されている場合もあるし、ありきたりの情報ではユーザーに見向きもしてもらえません。

そんな中で注目されているのが、「コンテンツマーケティング」です。

従来の、「○○の新機能がついています!」という直接販売をするようなものとは一線を画すこの手法が取り入れられることが増えてきました。

今回は、コンテンツマーケティングはなにか?という基礎的な部分と、なぜ重要なのかを解説していきます。

最後まで読んで頂ければコンテンツマーケティングの概要がつかめる内容になっておりますので、是非ご覧ください。

コンテンツマーケティングとは?

とにかく横文字と英語が多いマーケティング用語ですが、ご多分に漏れずコンテンツマーケティングも英語です。

Content Marketing、コンテンツを使ってマーケティングするということですが、わかったようでよくわかりませんよね。

コンテンツとは?
そもそもコンテンツとは何なのでしょうか?

ざっくり言えば「情報」ということになります。大まかに分類すれば

・文字情報
・音声情報
・動画情報

になるでしょう。

文字情報にはブログや、DM、SNS投稿やプレスリリース、紙の書籍や電子書籍、論文など。
音声情報はポッドキャストやラジオ、動画情報にはYouTubeのような動画や生配信でのセミナー、またテレビCMやテレビ番組そのものも含まれます。

こういったコンテンツを使ってマーケティングをしていくわけです。

コンテンツマーケティングとは?
定義については人によって違った説明をされがちなこの言葉ですが、実は名付け親であるアメリカのコンテンツインスティチュート社が定義付けをしてくれています。

“Content marketing is a strategic marketing approach focused on creating and distributing valuable, relevant, and consistent content to attract and retain a clearly defined audience — and, ultimately, to drive profitable customer action.”

コンテンツマーケティングとは、適切で、価値/関連性/一貫性があるコンテンツを見込み客に向けて制作・伝達し、見込み客を引き寄せ、維持することにフォーカスした戦略的なマーケティングアプローチ。最終的には利益に繋がる行動を顧客に促す。

直訳だと分かりづらいので、更に意訳、要約すれば

「顧客に適した面白いコンテンツを届けて、気にいってもらい、関係性を作って、最終的にはモノやサービスを買ってもらおう。」

という戦略です。

YouTubeの変容に見るコンテンツの在り方
非常にわかりやすい例としてYouTubeの動画を取り上げてみます。

ここ数年一気に増えたYouTuberという職業ですが、そのトップは天井知らずの収入を誇り、子供のなりたい職業アンケートでも人気だそうです。

もともとYouTuberの収益は動画に挿入される広告を見てもらうことに寄る「広告収入」でした。

1再生につき0.1~0.5円と言われる広告収入を積み上げることで、大きな収入を得ていたわけです。

ところが、「YouTubeが儲かる」という事実が知れ渡ると、個人/企業、有名/無名を問わず参入が相次ぎ、当然再生回数は伸び悩み、新規参入者が収益化するハードルも上がりました。

そんな中で最近では「YouTube動画をコンテンツマーケティングに利用する」という流れが顕著になっています。

・無料であるYouTube動画を見てもらう
・ファンになってもらう
・ファンを育てる
・YouTube外の有料サービスや、製品を販売する

という流れです。

もともとYouTuberとしてある程度の認知度があった方々では、「オンラインサロン」や「メールマガジン」などが主なサービスのようです。

もちろんYouTubeの再生回数による広告収入もあるはずですが、そこをメインとせず、自分のモノやサービスで売上を上げることを主眼に動画を作成しているわけです。

広告収益はGoogleや経済状況に左右されるという背景もあるようですが、この「動画を入り口にマネタイズポイントまで誘導する」手法は、まさにコンテンツマーケティングと言えます。

Google自身もこの流れを後押ししており、YouTube内で有料会員を集められるグループ機能も最近実装されました。

好きなYouTuberが開発したモノやサービスなら欲しくなりやすいというのは誰でも実感できるのではないでしょうか。

 

コンテンツマーケティングが重要な理由とは?

さて、ではなぜ今コンテンツマーケティングの重要性が叫ばれているのでしょうか。

答えは簡単で、「従来のマーケティングの効果が薄れている」からです。

日本企業の凋落という文脈でよく語られる事ですが、「良いものを作れば売れる時代は終わった」からでもあります。

現在日本国内で流通しているモノやサービスはそのほとんどが最低限の機能や品質をクリアしており、少なくとも物質的な面においてはあまり困っていない状態です。

そんな中で、今まで通り「新機能」を売りにして宣伝活動をしていてもあまり響きません。

冷蔵庫の新機能はずいぶん昔に出揃いましたし、特に選ばずに購入しても困ることは少ないでしょう。

そんな中で、コンテンツマーケティングが有効なのは、下記のような効果があるからです:

コンテンツマーケティングの効果

・販売しているモノやサービスについて、見込み客を教育できる
・コンバージョン向上
・ビジネスと顧客の関係性を作り上げ、ロイヤルティを向上させる
・販売しているものやサービスが、いかに見込み客のニーズを満たすか見せられる
・自社ブランドコミュニティの共通意識を創り出すことができる

見込み客を教育
純粋な広告ではない動画やブログ記事を通じて顧客にアプローチすることで、従来より深い情報を伝えることが可能になります。

ただ単にスペックを伝えるだけでなく、その製品が開発された経緯や、実際に発売されるまでのストーリーを伝えることもできるでしょう。

現代のマーケティングにおいてこのストーリーはとても重要です。

思い入れを持ってもらうストーリーだけでなく、危機感を持ってもらうストーリーもあるでしょう。

何れにせよ顧客を教育することができるのはコンテンツマーケティングの大きな強みです。

コンバージョン向上
純粋な広告とは違う「コンテンツ」になりますので、良質なものを作成できれば当然自社サイトへの流入も増えますし、内容がよりわかっているだけにコンバージョンの向上も期待できます。

一見広告に見えない広告がこれからも増えていくでしょう。

関係性構築とロイヤルティ向上
現在のコンテンツは双方向的に交流できるものが主流です。

ブログやYouTubeにはコメント欄がありますし、ない場合でもtwitterやインスタグラムなどのSNSを通じて顧客とのやり取りが発生します。

日頃コンテンツを通じて交流をしておくことで関係性を作ることができますし、ある意味で「ファン化」してもらうことで強固なロイヤルティを創り上げることも可能です。

いかに良い製品か見せられる
コンテンツを見てもらうということはある程度の時間を使ってもらえるということでもあります。

そのモノやサービスが顧客の不満やニーズをどう解決してくれるのか、しっかりと理解してもらえるよう説明することができます。

目的としては従来の押し売り的なセールスと同じですが、コンテンツを通すことで「押し売り感」を無くすことができるわけです。

自社ブランドコミュニティの共通意識を創出
少し分かりづらいですが、「チーム化」すると考えると良いでしょう。

先程も少し触れた、「オンラインサロン」は実はそれそのものが、主に文字や写真のコンテンツを提供するコンテンツマーケティングの素材にもなっています。

サロンメンバーの間では共通意識が芽生え、チーム化するのでとても協力的な顧客になってもらうことができます。


ありきたりな広告ではものが売れない現代では、どれも大切な効果であるのは明白ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「一見広告に見えない広告」を多用するコンテンツマーケティング。

実は読者の方もマーケティングと気づかず閲覧しているコンテンツもあるかもしれません。

「なぜこれが無料なのだろう?」と少し考えた程度ではわからないようなコンテンツもずいぶん増えてきましたので、普段見ているコンテンツをマーケティングの観点で見直してみると色々発見があります。

一口にコンテンツマーケティングと言っても、そもそものモノやサービス、コンテンツの開発、そしてそのコンテンツをまず見てもらうための戦略など、どれも一筋縄にはいきませんが、本稿が読者の方のビジネスのマーケティングに少しでも役立てば幸いです。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

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監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

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