集客に最適なコンテンツマーケティングの種類と事例を徹底解説!!

集客に最適なコンテンツマーケティングの種類と事例を徹底解説!!

前回の記事ではコンテンツマーケティングの概要と重要性について解説しましたが、コンテンツと言っても様々な種類がありますし、その活用方法もそれぞれ違うでしょう。

そもそも持っている自社の製品(モノ・サービス)によっても親和性の高いコンテンツの種類は変わってきますし、使うメディアも変わってきます。

更に、メイン顧客のセグメントや、地理的な要因など非常に多方面に渡る要因を全て考慮して最適解を探さなければなりません。

コンテンツマーケティングに限らずマーケティングは常に試行錯誤、PDCAの繰り返しですが、大まかな分類や指標、お手本のようなケースは欲しいもの。

そこで今回はコンテンツマーケティングの主な種類と、成功事例をご紹介します。

最近はTTP(徹底的にパクる)という言葉も聞かれるようになってきましたが、法的に問題がない範囲では模倣するのも一つの手でしょう。

是非最後までご覧頂ければ幸いです。

コンテンツマーケティングの種類

コンテンツ自体が多種多様であるため、当然のようにコンテンツマーケティングの種類も様々なものがあります。

主だったものでは:

・ソーシャルメディア
・インフォグラフィック
・ブログ
・ポッドキャスト
・動画
・有料広告

があります。

聞いたことがあるもの、よくわからないもの、そして、「わかっているつもりだけど、美味く説明できないもの」もあるかと思いますので、順に解説していきます。

ソーシャルメディアマーケティング

世界中では36億人以上の人が利用していると言われるソーシャルメディア。

プラットフォームもFacebookやtwitter、InstagramにTikTokと様々な形態がありますので、ここでコンテンツを発信することで、顧客もしくは見込み客との関係性を構築することができます。

というのが第1段階のコンテンツマーケティングにおけるソーシャルメディアの利用ですが、忘れてはいけない、より重要とも言える要素があります。

それがUGCです。

User Generated Contentsの略で、日本語で言えば「顧客が作るコンテンツ」です。

直接は自社サイドからコントロールできないUGCですが、この強力さは皆さんも知っての通り。

食べログのスコアや、楽天トラベルのクチコミ、もしくはGoogle上のクチコミは購買行動を起こす際に大いに参考にしているはずです。

当然良い製品を提供しなければUGCは生まれないわけですので、ある意味でUGCは成果物とも言えますが、ポジティブなUGCが多数発生すれば、強い上昇気流を発生させることができます。

まずはコントロールできる範囲のソーシャルメディアマーケティングを行い、クチコミなどのUGCが発生したら、都度PDCAに組み込み、改善を進めていくと良いでしょう。

インフォグラフィック

インフォグラフィックもマーケティングに使えるコンテンツの一つです。

さて、インフォグラフィックとは何でしょう?意外と耳馴染みのない方も多いかもしれません。

文字で説明するよ見たほうが早いので実例をご紹介します。

みんなの声が集結!Windows10満足度調査結果発表(株式会社エディオン)

いろいろな場所で目にするこういったポスターのようなコンテンツをインフォグラフィックと呼びます。

基本の素材はデータ、情報、知識となり、視覚的に表現されるのがポイントです。テレビのニュースなどでも多用されます。

シンプルな言葉と、短いキャッチフレーズ、わかりやすい図解によって効率よく顧客に意図を伝えることができます。

上記のインフォグラフィックをもし文字だけで説明するとなると、かなり多めの分量になってしまうことは想像に難くないでしょう。

ブログ
近年副業ブームが起こった際にその筆頭格としても話題となったブログですので、マーケティングに使われるという事自体はご存知の方も多いはず。

ブログが副業として人気になった理由の第一は、「初期コストがかからず誰でも始められる」という点ですが、事実ブログで多額の収益を上げられる個人、企業が多くでてきました。

その多くは広告収益モデルで、いくつか形態があるものの、ブログに貼り付けた広告から得られる収益で、場合によっては個人でも年間数億円以上の売上を上げて驚かれました。

強引な誘導があるなど、賛否ある稼ぎ方ではありますが、間違いないのは「ブログ経由でものは売れる」という厳然たる事実です。

広告収益で売上を上げていたブロガーと違い、自社製品のためのブログならば当然中間マージンも不要になります。

後述するYouTubeと違いブログを訪れる層はリテラシーが高いとも言われており、関係性構築や顧客の教育という観点からもコンテンツマーケティングと相性の良いコンテンツの一つと言えるでしょう。

ポッドキャスト
「次に来るメディア」として盛んに言及されているコンテンツが「音声メディア」。その代表的なものが「ポッドキャスト」です。

平たく言えば「インターネット経由のラジオ」だと思えば良いでしょう。

音声コンテンツの圧倒的な強みは「ながら消費」が可能なことです。

車移動が主流のアメリカではかなり以前から「オーディオブック」という本を音読してくれているコンテンツが人気でした。運転しながら本は読めないからです。

近年のマーケティング合戦はつまるところ「可処分時間の奪い合い」に収束する部分が多く、そんな中でユーザーを100%拘束しない音声コンテンツは魅力的です。

「ながら消費」ができるため、長い時間聞いてもらいやすい上に、「習慣化しやすい」という特性もあります。

ラジオファンならわかると思いますが、音声メディアは癖になりますので定期的にポッドキャスを配信してファン化させることができれば強固なロイヤルティを創り出すことができるでしょう。

動画
動画コンテンツといえば、なんと言ってもYouTubeが筆頭格でしょう。

その影響力や普及率は皆様御存知の通り。場合によってはマスメディアを脅かすほどのコンテンツに育ちました。

ある調査ではユーザーの50%以上が興味あるブランドの動画を見たがっているそうです。(Content Trends: Global Preferences

ついついYouTubeのことばかりを考えてしまいますが、YouTubeは動画コンテンツを乗せるプラットフォームの一つに過ぎません。

twitterやInstagramにも秒数やサイズの制限があったりしますが、投稿が可能ですし、自社HPやブログ、LINEでの配信も可能です。

Webマーケティングの中で決定的に重要なSEOを司るGoogleも動画を重視している証拠に、最近は検索結果画面のかなり上の方にYouTubeの動画が表示されますよね。

もはや必須と言っても過言ではないコンテンツの一つになった動画ですが、もう一つ活用方法があります。

前述のポッドキャストに流用が可能ということです。

主にビジネス系のYouTuberがすでに取り組んでいますが、動画自体を「画面を見なくても理解できる構成」にしておくことで、全く同じ内容をポッドキャストでも配信することが可能になります。

製品の映像を主眼とした動画は難しいかもしれませんが、製品誕生のストーリーや販売していく中でのエピソードを伝えるのは動画、ポッドキャスト併用可能なコンテンツで対応可能です。

YouTubeのプレミアム会員の特典に「バックグラウンド再生」が含まれているほどですから、その需要は間違いないと見て良いでしょう。

有料広告
最後のこちらは今までのものとは少し毛色が違いますが、インターネット上に有料で打つ広告もコンテンツの一つです。

見た目的にはインフォグラフィックに近い場合もありますが、一般ユーザーが毎日何度も見るコンテンツであり、非常に効果的なコンテンツと言えます。

課金方式や、表示されるメディアや場所など様々な種類はありますが、ポイントとしては、「狙った見込み客層に狙い撃ちで表示させる」という点でしょう。

予め属性がわかっているので、コンテンツの作り込みもしやすいので、大きな効果を期待できます。

だれしも「この間ゴルフクラブを検索したら広告がゴルフ関連ばかりになった」というような経験があると思いますが、ああいった形で最適化された広告が表示されるようになっているわけです。

Amazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」も似たような広告ですが、ついつい予定外の買い物をしてしまったことはありませんでしょうか?

あの強力な効果が見込めるのが有料広告です。

コンテンツマーケティングの成功事例3選

大まかな種類をお伝えしたところで、具体的な事例をご紹介していきます。

スターバックスジャパン

ソーシャルメディアコンテンツマーケティングの成功例として挙げられるのが、スターバックスジャパン。2021年1月現在でフォロワーなんと288万人です。

新商品の紹介や店内風景など、明らかにプロによって撮影された高品質な写真が並びます。

スターバックス自体がInstagramで発信することで、UGCの発生も促進されると考えられ、そもそものお店のコンセプトとの親和性も高い、非常に良い例と言えます。

キーエンス

知る人ぞ知る、(年齢を調整すると)日本で一番給料が高いセンサーの会社が運営するサイトです。

バーコード講座という特化型のサイトで、バーコードの仕組みや、選び方などの情報を発信しています。

キーエンスはその高い利益率の背景に様々の要因を持っていますが、その一つとして語られることが多いのが「徹底した営業活動」。

その営業活動の一環としてキーエンスが運営しているブログ型のコンテンツですから参考にならないわけがありません。

あらゆるページでPDFのダウンロードを促す内容になっていますが、ダウンロードをする際に連絡先を取得するのが主眼だと思われます。

「資料をダウンロードすると即座に連絡が来る」

と言っていたのは筆者が以前勤めていた製造業の調達部門の先輩ですが、十分に活用していることが伺えます。

ライザップ

印象的なBGMから始まるライザップのCMはほとんどの日本人の記憶にあるのではないかというほど。

テレビで流れるCMというイメージが強いとは思いますが、当然のようにYouTubeでも配信されています。

昔からよくあるダイエットのBefore/Afterを見せる形になっていますが、その見せ方がとても上手で、「結果にコミットする」というキャッツフレーズと合わせ、かなりの日本人のイメージの中に、「本気でダイエットするならライザップ」を植え付けることに成功したのではないでしょうか。

テレビCMは、トップクラスのクリエーターが関わっている上に、15秒程度と時間も短く、YouTubeなどで使う動画を作る際にも参考になる点が多いので、是非マーケティング視点でCMを見てみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

コンテンツマーケティングに使われるコンテンツの質は日々上がり続けていますし、これから下がることもないでしょう。

第一線級と同等のものを作ろうとすれば多大なコストも掛かりますが、逆に言えばとても良くできた見本が毎日目に飛び込んでくるという世界でもあります。

今回の記事を参考に、是非世の中にあるコンテンツを別の視点で見ていただき、貴社のマーケティングの一助として頂ければ幸いです。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー]は見込み顧客獲得と成約率向上のための最善の方法をお教えしています。
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監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

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