自己紹介文を変えたらフォロワー数が4倍に?Instagramのプロフィールを作成する際のポイント

自己紹介文を変えたらフォロワー数が4倍に?Instagramのプロフィールを作成する際のポイント

日本国内だけで3,000万人以上に利用されているInstagram。今回はInstagramのアカウントを運営していくうえで必ず必要となるプロフィール欄の作成方法について解説します。

フォロワー数を増やし、アカウントの影響力を高めるためには、具体的にどんな点に気を配るべきなのでしょうか?

Instagramにおけるプロフィールの役割

本題に入る前にInstagramにおけるプロフィールとはどんなものなのか、フォロワーを獲得し、アカウントの認知度を高めていくにあたってどういった役割を果たすのか、簡単に整理しておきましょう。

Instagramのプロフィールは、投稿数やフォロワー数のカウンターとあわせて、アカウントページの最上部に表示されます。

主な項目は「プロフィール画像」、「名前・ユーザーネーム」、「自己紹介文」、「Webサイト(リンク先URL)の4つ。マイページにログインし、プロフィール編集画面を開くことでそれぞれ変更することが可能です。

ビジュアルコミュニケーションに主眼が置かれたInstagramにおいて、プロフィールは投稿以外でまとまったボリュームのテキストを記載できる唯一の箇所であり、アカウントを訪れた人の大半が最初にチェックする部分。

あるリサーチによれば、プロフィールを閲覧したInstagramユーザーの74%が投稿を見ることなく5秒以内に離脱するという結果が出ています。逆にプロフィール欄を改善したことでリーチ数を大きく伸ばした事例も少なくありません。

たとえばあるアカウントでは、プロフィール画像を変更し、自己紹介文を箇条書きの形式でまとめたことにより、フォロワー数を約410%、平均「いいね!」数を約500%アップさせました。

Instagramのアカウント運用と言うと、どうしても画像のクリエイティブやハッシュタグに目がいきがちですが、まずはプロフィールがあってこそ。自社のビジネスモデルやターゲットの属性にあわせてプロフィール欄を最適化するのが、認知度アップや販路拡大に向けた最初の1歩になると思います。

プロフィールを作成する際のポイント

ここからは上記の内容をふまえつつ、プロフィール欄の主要4項目について、作成する際のポイントをご紹介していきます。

1.プロフィール画像

Instagramアカウントの顔とも言えるプロフィール欄の最上部に表示されるのがプロフィール画像です。最小110px×110pxサイズのPNGファイル、JPEGファイルを入稿できます。

個人アカウントの場合はユーザーに親近感を抱いてもらうため、顔写真や似顔絵イラストを入稿するのが一般的ですが、企業アカウントではまず、どんな会社・ブランドなのか認知してもらうのが第一。

誰なのかわからずスルーされやすい運用担当者の顔写真やスタッフの集合写真より、ブランドロゴや自社の代表製品の画像がおすすめです。

たとえばSNSマーケティングの成功事例として取り上げられることの多い土屋鞄製造所のInstagramアカウントでは、ロングセラー商品である革のポーチ。「北欧、暮らしの道具店」のアカウントでは、ブランドの空気感が伝わる手書きのイラストが使われています。

プロフィール画像の入稿にあたって1点注意したいのは、できるだけシンプルなものにすること。広く知られているとおりInstagramユーザーはほぼ100%スマートフォンユーザーであり、画像に細かいデザインやグラデーションを施しても、スマホの小さなディスプレイ上ではほとんど認識されません。

ブランドコンセプトにあわせて画像全体の色調を変えたり(たとえば、セピア調にしたり)するのは効果的ですが、それ以上の過度な加工は避けた方がいいでしょう。

2.名前・ユーザーネーム

プロフィール画像の下に表示される名前は全角の仮名(カナ)と漢字、ユーザーネームは英数字とアンダーバーを組み合わせて記載できます。

「いいね!」やコメントをした際の通知にはすべてユーザーネームが使われるため、個人のInstagramアカウントでは名前の入力が省かれることも多いようですが、企業アカウントではいずれも記載しておいた方がいいでしょう。

名前とユーザーネームそれぞれに正しい会社名・ブランド名を設定しておくことで、ユーザーが検索した際に上位表示されやすくなります。前述の2社も、2ヵ所ともにブランド名をもれなく記載しています。

3.自己紹介文

Instagramの自己紹介文は全角・半角問わずトータル150文字まで入稿できます。伝えられる情報のボリュームが限られるため、コーポレートサイトなどでも言及できる情報(会社概要、沿革など)はできるだけ省き、誰の(どんな会社の)アカウントなのか、どういった投稿をしているのかシンプルに記載しましょう。

10万人以上のフォロワーを獲得している人気企業アカウントの多くでは、堅すぎず、くだけすぎずのビジネスカジュアルなトーン&マナーを基本とし、「〇〇社の公式アカウントです」→「△△な情報や読みものをお届けしています」といった形でまとめられています。

一方、自己紹介文はイベントやキャンペーン、セールの告知、案内に使うこともできますが、あまりにも宣伝色が強いメッセージは避けましょう。

以前別の記事でも紹介したとおり、Instagramのユーザーは売り手目線の一方的な情報発信を嫌う傾向が強く、「買わせようとしている」、「誘導されている」と感じると、離脱しまうことが多いからです。

Instagramは広告ではなく、あくまでビジュアルコミュニケーションのプラットフォーム。「見て楽しむ」ユーザーのための場であることを忘れずに。

4.Webサイト(リンク先URL)

自己紹介文の下部には外部サイトへのリンクを挿入できます。Instagramのプロフィール欄のなかでURLを記載できるのはこの部分のみなので、自社で運営しているECサイトやYouTubeチャンネルがある場合はもれなく設定しておきましょう。

ただし、コンバージョンやチャンネル登録者数を意識するあまり、記号を多用した誘導文を用いたり、リンクだけを不自然に目立たせたりしようとするのは、前述と同じ理由でNGです。

今回の内容をぜひお役立てください。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

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監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

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