実務領域 06

AIエージェント・自動化

正本を整え、AIが迷わず働ける業務環境と自動化をつくる。

  • 正本管理
  • 業務環境
  • エージェント設計
  • Codex・API
  • 権限
  • 品質管理

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AIエージェント・自動化とは

AIが迷わずに働けるよう、事実と判断の基準を一か所に整え、任せる範囲と確かめ方を決めて、仕事を渡していく仕事です。道具を入れることではなく、仕事の決まりをつくることが中心です。

なぜ今、この領域が大事か

AIエージェントは、資料を読み、書き、作業を実行するところまで担えるようになりました。任せられる範囲が広がるほど、先に決めておくことも増えます。

何を正とするか、どこまで変えてよいか、何をもって合格とするか。これが決まっていないと、手戻りや、古い内容に戻ってしまう事故が起きます。

私の場合正本を置く前は、AIがよく古い情報や前の決定に戻ってしまいました(先祖返り)。それを防ぐために、判断の基準と最新の事実を一か所にまとめるようになりました。

著書のファネル(ダブルファネル)の中での位置づけ
  1. 認知
  2. 興味関心
  3. 比較検討
  4. 購買
  5. 継続
  6. 紹介
  7. 発信

すべての段階の実行を支える(正本・役割・権限・確認)

金の帯=すべての段階にかかわる

正本を中心に、役割ごとの AI が働く

調べる担当資料・数字を集めて整理する

つくる担当下書き・構成・書き分け

正本事実・最新版・判断の基準

分析する担当集計と、ずれの候補の洗い出し

点検する担当基準に照らして確かめる

人が確認して決める承認したものだけを正本に反映し、何が・なぜ変わったかを残す

どの担当も正本を読んで動く。出力はその時点では候補

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考え方の軸

自動化する前に、業務の決まりを決める。

自動化すべきは判断そのものではなく、判断の基準が決まった繰り返しの作業です。権限・上限・例外・止める条件を先に決めます。

正本は、一つにする。

何を事実・最新版として扱うかを、一か所に置きます。会話は作業場、正本は会社の記憶です。

AIの出力は、その時点では候補。

人が確認して決め、承認したものだけを正本に反映し、履歴を残します。

渡す仕事は、入力と出力で書く。

何を渡し、何を返してほしいか、何を満たせば合格かを先に書いておくと、担当が替わっても同じ水準で回ります。

道具は入れ替わる。決まりは残る。

正本・役割・契約・権限・品質ゲート・変更履歴の6つを整えておけば、道具を替えても仕事は続きます。

6つの要素正本役割契約権限品質ゲート変更履歴

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AIに任せること、人が決めること

AIの出力は、その時点では候補です。下書きや集計はAIに任せ、何を約束し、何を採用するかは人が決めます。

仕事AIに任せること人が決めること
業務の棚卸し

業務の一覧化、繰り返しの作業の洗い出し

どの仕事から任せるか

正本の整備

資料の整理、重複や食い違いの洗い出し

何を正とするか。食い違いの決着

指示と確認の基準

指示文の下書き、確認項目の案

合格の基準、例外の扱い

実行

下書き・集計・変換・点検などの作業

公開・送信・支払いなど、外に出る行為の承認

権限と安全

設定の点検、作業の履歴の記録

触らせない場所、渡してよい情報の範囲、止める条件

これだけはAIに任せない何を正とするか(正本の中身)と、公開・送信・支払いなど外に出る行為の承認。作業は任せても、この二つは自分で決めます。

私の場合私が最初に選ぶのは、毎週くり返していて、手順がほぼ決まっている仕事です。判断が少なく、確かめ方もはっきりしているからです。

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進め方

5つの段階で進めます。最後の段階で確かめたことを最初に戻し、繰り返します。

進め方の5段階:棚卸しする、決める、書く、任せて確かめる、残す。最後の段階から最初の段階に戻って繰り返す
  1. 棚卸しする仕事を書き出し、繰り返しの作業を見つける残すもの業務の一覧
  2. 決める最初に任せる仕事を一つ選び、正本を用意する残すもの正本の置き場と中身
  3. 書く入力・出力・合格の基準・権限を、指示にする残すもの指示文と確認の基準
  4. 任せて確かめる小さく実行し、人が確認して決める残すもの確認の記録
  5. 残す承認したものを正本に反映し、次の仕事へ残すもの変更の履歴

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よくあるつまずき

道具から選ぶ

新しいツールを入れたのに、渡す仕事の決まりがないため、個人の作業が速くなっただけで終わる。

正本が複数ある

古い資料と新しい資料をAIが混ぜて使い、前に直した内容に戻ってしまう。

判断ごと任せる

基準が決まっていない判断をAIに渡し、なぜそうなったのかを誰も説明できない結果が残る。

確認の手順がない

出力をそのまま公開・送信し、事実の誤りや社外に出すべきでない情報が外に出てしまう。

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点検の項目

自分の事業に当てはめて、確かめてみてください。当てはまらない項目が、次に手を入れる候補です。

チェックの状態は保存されません。

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関連

次の一歩

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