文章に苦手意識を持っている方必見!伝わるwebライティング6つの鉄則

伝わるwebライティング6つの鉄則

現在のSEO対策はコンテンツSEOが主流。ライバル他社に打ち勝ち検索上位を獲得するためには、ネットユーザーに役立つ情報を配信するメディア、質の高いブログや記事が不可欠です。

とはいえ、実践するのはなかなか難しいもの。「自分には文才がないから…」、「センスがないから…」と二の足を踏んでしまっている方も多いのではないでしょうか?

今回はそうした方に向けて、読みやすく伝わりやすい文章に仕上げるためのメソッドをご紹介していきたいと思います。

伝わる文章の条件

結論から言えば、webライティングに特別な文才やセンスは必要ありません。

もちろん独特の語り口やユニークな構成で読者を引きつける書き手もいますが、それはあくまで一部の話。ネットユーザーが記事やブログに何を求めているのか念頭に置き、一定のルールに沿って書けば、感覚に頼ることなく誰でも伝わる文章を形にできます。その際に目を向けるべきなのがノイズとリズムです。

ノイズとは文字どおり、読者の理解を妨げる雑多な情報のこと。詳しくは次章で解説しますが、本題と関連性の薄い情報、検索ニーズに合わない情報はできるだけ省きましょう。

そのうえでスムーズに読み進められるよう語句の選び方や言い回しにメリハリをつけ、リズム感あふれる文章に整えればクオリティはぐっと高まり、SEO対策としても大きな効果を発揮します。

伝わるSEOライティング6つの鉄則

ここからは上記の内容をふまえたうえで、伝わる文章を形にするための6つのルール・メソッドをご紹介していきます。

1.本題から入る

1つめのポイントは、本題から入ること。ブログや記事の執筆経験が浅い人のなかには文章の冒頭で読者に寄り添い、親近感を醸し出そうとして、時候の挨拶や近況報告から始める人が少なくありませんが、webライティングにおいてこうした切り口はむしろ逆効果です。

読み手はあくまで検索キーワードに関連する情報を得たいのであって、書き手の人となりや近況を知りたいわけではありません。

また、時候の挨拶などから本題へとスムーズに文章をつなげるのは思いのほか難しく、よほどの文章力・構成力がない限り、本題へ切り替わった瞬間に言い回しやトーンが一変し、かえって白々しい印象を与えてしまします。

ノイズとなり得る挨拶や近況報告は極力省き、速やかに本題から書き始めましょう。

2.事例を積極的に入れる

2つめのポイントは事例を積極的に入れること。とりわけこの記事のような、特定のトピックやノウハウを紹介する文章を作成する場合、概念や方法論の解説だけに終始すると抽象的な内容になりがちです。

そこで事例、たとえば…「ある不動産会社では文章のリズムを意識してブログ記事を見直した結果、webサイトのアクセス数が大幅に増加。多くの見込み顧客を獲得できました」といったセンテンスを加えることで、記事はぐっと具体性を帯び、伝わりやすいものになります。

同様に、内容・文脈の裏付けとして、市場調査などのレポート記事などを引用するのも効果的です。

3.接続詞&問いかけは必要最小限に

文章に説得力を持たせようとするあまり、接続詞を多用しすぎてしまうのもwebライティングにおけるありがちな失敗の1つ。

「つまり」、「だから」、「しかし」、「でも」、「ところが」など、接続詞を多用した文章は一見ロジカルで理路整然としているように見えますが、その一方、書き手が自らを無理やり納得させているような、稚拙な印象を与えてしまいます。

また、「ここまでの内容はわかりますよね?」、「いかがだったでしょうか?」といった問いかけについても、多用するのは避けましょう。

読み手の理解を促しつつ、共感を求める気持ちはわかりますが、必要以上の問いかけは読み手のペースを阻害しますし、受け取り方によっては慇懃無礼、上から目線といった印象につながり、記事への嫌悪感を招きかねません。

4.同じ語尾を続けない

文章にリズム感を持たせるためには、語尾にも気を配りましょう。

「~です。~です。~なのです」、「〇〇します。△△しています。□□しています」といったように、同じ語尾が続くと流れが単調になるうえ、書き手がどこを強調したいのか、何がポイントなのかわからず、内容が正確に伝わりにくくなります。

必要に応じて体言止めや否定形(「〇〇ではありません」など)を織り交ぜながら、できるだけ語尾の重複を避けるのが大切です。

ちなみに逆説的にはなりますが、接続詞をできるだけ使わず、語尾の重複を避けるということは、単語・語句の選び方と組み合わせによって文章の流れを構成していくということ。

慣れないうちは時間がかかることもあるかもしれませんが、Googleやweb国語辞典で単語の正確な意味、類義語をチェックしながら記事制作を重ねていけば、おのずとワーディングの精度が上がり、リズム感のある文章を形にできるようになると思います。

5.パラグラフは150文字~200文字前後で改行

人が一度に認識できるテキスト情報は多くても150文字~200文字前後と言われています。

ブログ記事などで使われることが多い10pt前後のフォントの場合、1行に収まるのがおおむね50文字前後なので、目安としては3行~4行。この程度までのパラグラフ(段落)を作成したら、ひと呼吸置いて改行を入れるようにしましょう。

パラグラフが一定のボリュームごとに区切られることで、読み手が内容を整理する時間が生まれ、より伝わりやすい記事になります。

6.漢字と仮名文字の割合は3:7を意識

読みやすく伝わりやすい記事に仕上げるためには、文章の見た目、ビジュアルへの配慮も欠かせません。どんなに内容が充実した記事でも、難しそうな単語や四字熟語がびっしり並んでいると、ひと目見ただけで読み進める意欲が削がれてしまうことがあるからです。

日本語での文章作成の場合、漢字と仮名文字(ひらがな・カタカナ)の適正な割合は、一般的に3:7とされています。仮名文字に置き換えても差し支えのない単語(例.「下さい→ください」、「有ります→あります」、「出来る→できる」など)はできるだけ仮名文字で表記するようにしましょう。

同様に「開始→スタート」「方法論→メソッド」など、横文字に置き換えるのも見た目のバランスを整えるうえで効果的です。

ちなみに出版・印刷業界では、漢字の割合が多すぎるテキストを「黒い」(=「難解そうで読みにくい」の意)、漢字をかな文字に置き換えることを「ひらく」と呼んでいます。

質の高い記事を配信しているwebメディア

最後はwebライティングに取り組むうえで参考になる、高品質な記事を配信しているwebメディアをご紹介して締めくくりたいと思います。

「ナショナルジオグラフィック」

創刊130年以上の歴史を誇る学術誌の日本語版webサイトです。

トピックスは自然科学を中心に、政治、経済、民族史など。なかには専門的な内容のものもありますが、いずれも読者の興味を喚起しつつ、要点を絞ってわかりやすくまとめられており、定期的に目を通している編集者やライターも少なくないようです。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/

「Number Web」

言わずと知れたスポーツ総合誌の公式サイトです。雑誌で掲載されたものを中心に、常時1,000以上のコラム・記事を読むことができます。

名だたるスポーツライターが執筆を担当していることもあって、文章の質は国内のwebメディアでトップクラス。パラグラフの構成やタイトルの付け方などを含めて非常に参考になります。

https://number.bunshun.jp/

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執筆者:AutoPilotAcademy編集部

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監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。