注目すべきFacebook広告の種類と展開方法、効果的な配置とは

注目すべきFacebook広告の種類と展開方法、効果的な配置とは

SNSというワードを世界に広めたFacebook。その影響力は今なお健在で、直近ではなんと24.98億人のユーザーがいます。

日本でも2600万人のユーザーがいます。20代よりも30代の利用者層が多い特徴があります。

ある種のプラットフォームのような立ち位置になっているFacebook。SNS利用者は総じて新しい商品やサービスに敏感ですから、広告を配信するには良いポジションにあるものと言えます。

今回はFacebookに広告を配信するにあたってどういった手段があるのか、注意点はなにかについて解説していきます。

参照サイト Insta Lab(【最新Excelデータ配布中】日本・世界のSNSユーザー数まとめ(Facebook,Twitter,Instagram,YouTube,LINE)):https://find-model.jp/insta-lab/sns-users/

1.Facebook広告の特徴

FacebookはSNSの1つですが、他のSNSにはない多くの特徴を持っています。

1.1.プロフィール設定

Facebookは実名登録制です。もともとは現在や過去に属していた学校などの組織の人的つながりを意識して作られたものでした。今でもプロフィール情報をもとに母校の友人検索などで使われています。

これはつまり、年齢層・居住地域・経歴などリアルな個人情報を公開していることを意味します。

1.2.ライフイベント

誕生日やライフイベントの公開もよく行われているので、仮にユーザーが生年月日をぼかして登録していたとしてもある程度の年齢層は把握が可能です。

1.3.アクションもユーザーの素性に直結

「いいね」を代表とした、ユーザーアクションもデータベースに取り込んでいます。これでユーザーの趣味や嗜好も個人情報として把握できます。

1.4.Facebook認証

Facebook認証として、多くのサービスがFacebook IDによるユーザー登録を可能にしています。こうした情報もFacebookは各ユーザーの情報としてデータベース化しています。

このように、Facebookは高度にユーザーのパーソナライズを実現してます。それはすなわち、より狙いを定めたターゲット広告ができることに通じるのです。

2.Facebook広告の特徴

Facebook広告は、ユーザーに対し、その関心度の高さやステージに応じてピンポイントに広告を打つ事が可能です。主に「認知」「検討」「コンバージョン」の3つのステップが想定されています。

「認知」ステージでは、フィード上の画像広告や動画広告が有効でしょう。ストーリーズを使えば親近感のある広告も効果的です。まずは商品やサービスを知ってもらうことに主眼を置きます。

「検討」ステージでは、カルーセル広告やスライドショー広告など、幅広く商品展開が可能な広告が効果的です。あなたのブランドについての認識をより深めてもらいます。

「コンバージョン」ステージでは、ユーザーに実際にアクションを起こしてもらいます。これは商品の魅力を伝えるだけでなく、よりシームレスな購入体験の構築も必要になってきます。

では、どういった広告をFacebookでは展開できるのでしょうか?

3.Facebook広告の種類

3.1.写真広告

Facebook写真広告

facebook広告の中でも最もシンプルなものです。

しかし甘く見てはいけません。ユーザーを特定のサイトに誘導したい場合には、画像広告が一番高い効果を発揮します。

あわせて一番負担の少ない広告手法と言えるでしょう。

3.2.動画広告

おもな投稿画面であるフィード内での広告と、すでに掲載してある動画に自動的に埋め込まれるインストリーム動画広告の2種類があります。

フィード内広告はモバイルにも特化したものであるため、PC画面・スマホの縦画面ともに視認性は良好です。ただ、突発的に大きな音が出てくるのはあまり好まれないようです。BGMなどはなくし、字幕を多用した動画を制作しましょう。

インストリーム広告は、テレビで言うCMのような広告と言え、最後まで見てもらえる割合が高いものです。また、意欲的に動画を見る層をターゲットにしているので、音声の利用も推奨されています。

3.3.ストーリーズを利用した広告

ストーリーズ広告

ストーリーズとは、もともとinstagram発祥の24時間で消えてしまう特徴を持つ動画投稿です。一過性・即時性といった側面が人気となり、Facebookにも移植されました。

モバイル向けの仕様で基本的には縦画面を活用します。通常の動画に比べリアリティがあり、視聴後のアクションに繋がりやすいとのデータもFacebookから出されています。

広告素材の制作に関しても、通常動画に比べ容易です。長さも15秒ほどとそこまで長くないので、映像以外にもステッカーや字幕と言った効果にも目をつけて編集するといいでしょう。

人の集まっているフィールドに広告を展開するのはマーケティングの鉄則です。今、Facebookの中で一番ホットな分野と言えるのはこちらです。

参考サイト:Facebook「ストーリーズ形式の広告で日常生活を送る利用者とつながる」https://www.facebook.com/business/ads/stories-ad-format

3.4.Messanger向け広告

Facebookユーザー間のコミュニケーションツールであるMessengerに広告を埋め込むことも可能です。ユーザーのInboxの中に広告メッセージ枠が紛れて入ることで広告を実現します。

興味を持ったユーザーがメッセージ内の広告に入ると、まずは商品写真などが登場します。そこからLPなどに飛んでもらっても良いでしょうし、あるいはユーザーとメッセージのやりとりを行うこともできます。

個人的な素敵な体験がその後のアクションに繋がることを考えれば、メッセージのやり取りは無下にはできない、消費者の貴重な最初の一歩です。ここはぜひケアしたいところです。

今後、チャットボットなど自動応答プログラムが進化することが予想され、広告にもかかわらずプライベートなスタイルを振る舞う例は増えてくると期待されています。今のうちに参入してノウハウを得ることは、ライバルよりも優位に立つ上で重要です。

また顧客を離さないツールとしても優秀です。過去にやり取りをしたユーザーには、リマインダーとして新製品の告知や季節のメッセージなどを送ることも可能です。

3.5.カルーセル広告

カルーセル広告は画像・動画広告の1種ですが、一度に最大10枚のアイテムを提示できます。興味を持ったユーザーに対し1つの画像だけでなく、左右にスライドしていくことで他の製品も合わせて紹介し、アイテム購入への期待感を増幅させます。

ブランドの紹介であれば、次の画像をめくるたびに新たな情報、ディープなプロモーションなどを展開できます。1つの商品やサービスを、複数の画像や動画でとことん紹介するといった例もよく見られます。

各画像ごとに違うリンク先を設定することもできます。ぜひLPと組み合わせて活用しましょう。複数の商品紹介であれば、それぞれの商品のLPに飛んでもらうことで、見込み顧客の体験をより深いものにできます。

3.6.スライドショー広告

静止画像のみを使ったパラパラ漫画のような広告です。動画と違ってデータ量を抑えることができるので、たとえ通信速度が不安定だったとしても、スムーズにユーザーのもとに広告を届けることができます。

通常の画像広告とは違い、音・エフェクト・字幕などを使うこともできます。

動画編集ほどお金も手間もかかりません。「動画広告に挑戦したいけれど、いまいちやり方がわからない」という方はまずスライドショー広告から初めてみてはいかがでしょうか。

静止画像に動きをつけることができるので、視聴者は動画と同様にアクティブな感情を抱きやすくコンバージョンに直結します。

3.7.コレクション広告

メインの画像・動画1つと4つのサブ画像を、ひとまとまりで提供する広告です。一覧性を高め、複数の商品をユーザーにリーチさせることができます。

商品一覧を提示した上で、各商品の解説→個別のWebページに遷移させることができるので、Facebook内での簡易LPのように使うことが可能です。Facebookから離れずに、1画面で複数の商品の説明までできるので、その後のアクションを誘導しやすくコンバージョンの上昇に有効な手段と言えます。ユーザーにとってもあちこち動かず商品をチェックできるので、ストレスフリーです。

コレクション広告はモバイル限定での展開です。ただこれは、裏を返せばPC・モバイルといった、プラットフォームの相違を意識しないですむのでモバイル向けに思い切り特化した広告に専念することができます。

インスタントストアフロントや、インスタントフォームなど、ひな形が予め用意されているのも嬉しいところ。手軽にFacebook広告を始めることができます。

3.8.プレイアブル広告

ゲームアプリなどの広告と親和性の高い広告です。動画によるアプリ紹介のみならず、実際のプレイ動画もスマホの形状に合わせて表示が可能です。没入感の高いプレビューでユーザーの興味を引き出します。

また、ゲームアプリをインストールせずにFacebook上で簡易的にプレイができます。これによって見込み顧客のコンバージョンを押上げます。

画面内にはApple、Googleのアプリストアへのリンクも常時表示するので、気に入った瞬間にアプリストアからのダウンロードや購入を促すことができます。

4.まとめ

今回はSNSの雄、Facebookに注目して、そのプラットフォームへの広告投入についてご紹介しました。世界市場へのリーチを考えている方なら、むやみに他のWeb広告の可能性を探るよりも、登録ユーザー数が世界最大で、ユーザーのプロフィリングが充実しているFacebookを主戦場にすべきではないでしょうか。

もちろん日本市場向けでも、ターゲットを絞った広告に関しFacebook広告は魅力的です。タイプも様々用意されていてテンプレートも充実しているので、デジタル広告の最初の一歩としても導入しやすいです。

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執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

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監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

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