SNSでモノを売るには?マーケティング担当者が必ず押さえておきたいTwitterキャンペーン活用術

SNSでモノを売るには?マーケティング担当者が必ず押さえておきたいTwitterキャンペーン活用術

SNSマーケティングの支援事業を手がけるアライドアーキテクツ株式会社(東京都渋谷区)の調査によると、Twitterユーザーの約88%が企業アカウントに対し、商品のセール情報配信や割引クーポンの配布を希望しています。

知人の近況をチェックしたり、写真や動画そのものをコンテンツとして楽しんだりするFacebook、Instagramと比べると、より実利的なメリットを求めるユーザーが多いのが、Twitterの特徴の1つと言えるかもしれません。

そこで効果を発揮するのがキャンペーン。今回はSNSを販促、売り上げ拡大に役立てていきたい方に向けてTwitterキャンペーンの概要や進め方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

Twitterキャンペーンとは?

Twitterキャンペーンは、Twitterユーザーを対象にした懸賞企画です。アカウントのフォロー、リツイート、写真・ハッシュタグ付きの投稿といった参加条件を設けたうえで、参加してくれたユーザーのなかから抽選もしくは審査で当選者を選び、割引クーポン、商品サンプルといった景品を付与します。

Twitterではキャンペーンそのものがリツイートによって拡散されることも少なくなく、主催者側としては商品の認知度アップや自社のブランディングはもちろんのこと、リード獲得やクーポン利用時のクロスセル、アップセルといったメリットも。

低コストで始められるSNSマーケティング施策として業種・規模を問わず多くの企業が開催しており、たとえば菓子メーカーのシャトレーゼでは2018年に開催したTwitterキャンペーンを通じ、実店舗での売上を大幅に伸ばしました。

Twitterキャンペーンの進め方

次にTwitterキャンペーンの基本的な進め方を見ていきましょう。

1.目的を決める

最初のステップは、キャンペーンを開催する目的を決めること。新商品の認知度アップ、店舗での売り上げ促進など、業種・事業課題にあわせて明確なゴールを定め、具体的なKPIに落とし込んでおきましょう。

認知度アップを目的とする場合はフォロワーの獲得数や増加率、売り上げ拡大をゴールとする場合は、ネットショップのアクセス数や実店舗の来店者数など、複数のKPIを組み合わせて設定する企業が多いようです。

目標・KPIが決まればおのずとターゲットも定まり、目的達成に至らなかった場合もどこに問題があったのか、次の打ち手に向けて改善点を見出しやすくなるでしょう。

2.キャンペーン内容を決める

次に景品、参加条件、抽選方法といった具体的なキャンペーンを決めていきます。

景品については前述のとおり、割引クーポンやサンプル商品が一般的。高額な景品を用意すれば話題性が高まる分、原資の負担も大きくなってしまうので、おおむね10万円前後までにとどめるケースが多いようです。

2つめの参加方法(応募条件)はリツイート、アカウントのフォロー、ハッシュタグ・写真付きの投稿など。あらかじめ複数のハッシュタグやカンバーセーションボタン(※ユーザーがタップできるTwitter広告のボタン機能)を用意し、クイズやアンケートへの回答(選択)をもって参加とすることもできます。

抽選方法は参加条件によって決まり、リツイートやフォローの場合はランダム抽選、写真の投稿などが条件となる場合は主催者側の審査をともなうのが一般的です。

3.開催期間を決める

開催期間については1週間から10日前後、長くても2週間前後までを目安とするのがいいでしょう。より多くの参加者を集めようとして1ヵ月、2ヵ月といった期間を設定すると、ユーザーに飽きられやすくなってしまううえ、景品発送までの期間も長くなり、かえって参加を躊躇させてしまう要因になりかねません。

Twitterで成果をあげている企業アカウントの多くは、クリスマス、バレンタインといったシーズナルなイベントにあわせて、おおむね1週間から2週間程度のキャンペーンを開催しています。

なお、開催期間が競合他社とバッティングすることを懸念する方もいるようですが、Twitterキャンペーンは参加者側にとってもハードルが低く、多くのTwitterユーザーは複数のキャンペーンに同時に参加しています。バッティングによって効果が分散してしまう心配はいりません。

4.景品を発送する

キャンペーン期間が終了したら、抽選(もしくは審査)を行い、当選者にメールで景品の発送方法や発送先を連絡します。景品の発送をもってTwitterキャンペーンは完了です。

Twitterキャンペーンにおすすめのツール

ここまでTwitterキャンペーンのメリットや進め方についてご紹介してきましたが、より効率的にキャンペーンを実施したいのなら、専用のツールを使うのも1つ。最後はキャンペーン運用に役立つ2種類のツールをご紹介します。

Boite(ボワット)

テテマーチ株式会社(東京都目黒区)が提供しているTwitterキャンペーンツールです。「Twitterの貢献度を可視化する」というコンセプトにもとづき、参加者・フォロワーの属性分析、自動抽選、チャットボットによる自動応答、当選確率の調整といった機能が搭載されています。

キャンペーンの成果をしっかり検証しつつ、継続的に開催していきたい企業にはぴったりのツールだと思います。

https://boite-cp.jp/

タカハッシュ

こちらは山陽ファースト株式会社(大阪府大阪市)のSNSキャンペーン管理ツールです。Twitter、Instagramのハッシュタグキャンペーン、画像投稿キャンペーンに対応し、ユーザーからの投稿をWebサイトに自動表示させられます。

シンプルでわかりやすいインターフェイスにも定評があり、楽天、グリコ、吉本興業など、有力企業の導入事例も少なくありません。

https://sanyo-fast.com/takahash/

今回ご紹介した内容をぜひお役立てください。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

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監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

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