群雄割拠のSEO戦線、使えるものは全て使って少しでも上位表示を目指すプレイヤーが多数いる厳しい世界です。
Webサイトを運営している方であれば、新しい記事が更新された時や、サイトリニューアルした時などtwitterなどのソーシャルメディアで告知をするのはごく自然なことでしょう。
ですが、実際のところこれはSEOにとって意味があることなのでしょうか?
今回はソーシャルメディアでの露出と、SEOとの関係性からソーシャルメディアを使ったSEO対策までご紹介しますので、是非最後までご覧ください。
Googleをはじめとした各種の検索エンジンから、低コストで質の高いトラフィックを多く集めるための方法を解説しています。本講座をご受講頂いて、あなたが選定したキーワードで検索エンジンの検索結果上位にコンテンツを表示させてください。そして、購買意欲の高いユーザーからのトラフィックを多く集めるとともに、購買につながるようにWEBサイトを最適化して、売上を伸ばしてください。
ソーシャルメディアSEOとは?
文字通りソーシャルメディアを使ったSEO対策のことを指します。
ソーシャルメディアの定義自体が曖昧な部分もありますが、広義では、
・SNS
・掲示板
・ブログ
・メルマガ
・レビューサイト
・YouTubeなどのメディア投稿型サイト
などが挙げられます。
いわゆる「バズる」という現象はどのソーシャルメディアでも見られるため、理想的にはどのメディアにも露出をしておくべきという考えた方も強く、実際同じような内容を書くソーシャルメディアに投稿、もしくは同期をさせている場合も多いでしょう。
一見似たように見えるソーシャルメディアでもユーザー層や、メディアによるコンテンツとの親和性が大きく違うため、簡単そうに見えて効果を出すには最適な使い方をする必要があります。
人気YouTuberに取り上げられたために行列店になったスニーカーブランドや、twitterでバズって一気に売上が上がった老舗醤油屋さんなど、インターネットドリームとも呼べる出来事がいくつも起こっています。
ですが、このソーシャルメディア。そもそものGoogleの検索表示順位に影響があるのでしょうか?
ソーシャルメディアとSEOは関係があるのか?
直感的に明らかに関係があるような気がするこのソーシャルメディアとSEOの関係性ですが、実は公式に「無関係である」と明言されています。
これはYouTubeで(https://youtu.be/WszvyRune14?t=1194) でGoogleのスポークスマンであるジョン・ミューラー氏によって言及されたもので、SNSからのリンクにはnofollow属性という、「このリンクを辿らない」という指示がされているために、「直接的には」Googleの検索結果には影響を及ぼさないと発言しています。
なんだか残念ですが、これって実際の私達の感覚と一致していませんよね。本当にそうなのでしょうか。
実は間接的に影響を及ぼすことがわかっています。
ソーシャルメディアが直接的に検索順位に影響しないとは言え、ソーシャルメディア上で多くの反響=ソーシャルシグナルを得ることができれば、間接的に検索順位アップに貢献してくれます。
当たり前といえば当たり前ですが、各ソーシャルメディアで反響を得ることができれば、たくさんの人がサイトを訪れたり、サイトへのリンクをまた別のメディアに掲載してくれたりします。これが結果的に大元のサイトの検索順位を押し上げてくれるというわけです。
また、検索キーワードにもよりますが、各Webサイトよりも上位にYouTubeやtwitterなどの投稿が表示されることがありますよね。
大元のサイトが上位表示されなくても、こういったソーシャルメディアの投稿が上位表示されれば、その投稿からの流入が起こるので、そういった効果も見込めます。
インターネット上での情報拡散のスピードと広さは驚くべきもので、拡散が始まってしばらくすれば一番初めのメディアがどれであったかはわからなくなってしまいます。
少し怖い話ですが、マーケティングにおいてはとても魅力的なポイントです。
各ソーシャルメディアの特徴
ユーザーがなにかの製品やサービスに興味を持ったときに、最初に訪れるのはメーカーやブランドのWebサイトではなくソーシャルメディアであると言われています。
これはカカクコムが浸透している日本ではわかりやすいかも知れませんが、何かの製品を買うときにはまず使った人のレビューや実際の販売価格を知りたいものですよね。
それだけに、各ソーシャルメディア内での発信が不可欠と言えます。
では実際に代表的なソーシャルメディアであるFacebookとtwitterについてみてみましょう。
Facebookは現時点において最強のソーシャルメディアと言えます。とある分析によればGoogleとYouTubeについで3番目に大きいサイトであり、6ヶ月間で月間200億もの訪問者を誇ります。
Facebookの中ではユーザーが簡単に様々な種類のコンテンツをシェアすることができます。サービス提供側からすれば、バズらせてもらいやすいとも言えるでしょう。
2007年にFacebookはGoogleを含む検索エンジンに、Facebook内を巡回することを許可しました。その結果、Facebook内での反響は間接的とは言えSEOにも影響を持つことになり、Facebookでの情報発信はとても重要なものになったわけです。
twitterはFacebookと同じく非常に重要なメディアです。これは日本以外の国でもそうですが、実は日本は「ソーシャルメディアの中でtwitterを最も多く利用する唯一の国」です。
言語で見ても英語についで2番目に使われているのが日本語です。漢字を使う日本語は140文字で表現できる内容が英語より多いことがその親和性の理由の一つと言われています。(漢字だけで成立する中国語はより多くなるのですが、中国本土からはtwitterの理由が制限されており、代わりにWeiboというサービスが非常に盛んに使われています。)
となれば日本のWebマーケティング担当者にとってはとても重要になるtwitterですが、簡単にツイートをシェア(リツイート)できること、ハッシュタグによって広まりやすいといった特徴があります。
twitterでは自分がフォローしている人がリツイートやイイネ、コメントをしたときにその情報が強制的に自分のタイムラインに表示されるため、普段では触れない情報が目に触れやすいのもマーケティング上とても大きなポイントになります。
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ソーシャルメディアSEOにおける秘訣5選
では最後にソーシャルメディアを実際のSEO対策につなげる秘訣をご紹介していきます。
高品質なコンテンツを発信しよう
これはソーシャルメディアに限らずSEOすべてにおいて共通するポイントですが、まずは優れたコンテンツが重要です。
ブログやニュースサイトの場合つい毎日更新などの更新頻度に意識が行きがちですが、読者やユーザーの検索意図をしっかり考えた上で、ユーザーにとって有益なコンテンツを作ってから発信することを心がけましょう。
ユーザーがシェアしやすいようにコンテンツを作ろう
ユーザーがソーシャルメディアを使っている時間は様々なプレイヤー同士の取り合いです。
自分がtwitterのタイムラインを流し見ているときを考えていただければわかりやすいと思いますが、ぱっと目に止まらない物、意味が分かりづらいものはシェアされやすいとは言えません。
・説得力のある書き出しか見出しをつける
・目立ち、わかりやすい画像を使う
・読者にとって有益であることを強調する
などなど。
ついシェアしてしまう投稿を目指しましょう。
プロフィールを最適化しよう
どのソーシャルメディアでも投稿が気になったユーザーが次に見るのはプロフィールです。投稿→プロフィールと見てもらって、気に入ってもらえて初めてフォローしてもらえるわけです。
フォローさえしてくれれば次回からの投稿は自動的にそのユーザーのタイムラインに流れるようになるので、このプロフィールを見る→フォローのプロセスはとても重要です。
・魅力的なプロフィールになっているか
・ツイートの内容と一貫性があるか
・Googleで名前を検索したときに表示されるか
などをチェックし、ベストなプロフィール欄を目指しましょう。
画像をSEO、ソーシャルメディアともに最適化しよう
人間の脳が画像を処理する能力はとても高く、そこから取り入れる情報量も膨大です。自分のアカウントのイメージと一致する、わかりやすく魅力的な画像を用意しましょう。
また大元のサイトのSEO対策としては、ファイル名を元のままではなく検索キーワードやブランド名が入っているものに変える、素早く表示されやすいよう適切なサイズに圧縮するなどの工夫も必要です。
実際の交流から関係性を構築しよう
ソーシャルメディアの大きな特徴は双方向コミュニケーションが活発であることです。ブログなどでもコメント欄がありますが、特にtwitterやFacebookなどで活発です。
交流を通して、信頼関係を構築できればさらなる拡散や購買行動にも繋がりますし、一連のやり取りのコメントの一つがシェアされることもありますので、積極的に交流していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
SEOはもちろんですが、ソーシャルメディアについても深堀りすればとても膨大な量の情報になるため、今回はごく一部のご紹介になりましたが、SEOとソーシャルメディアの関係性についてはご理解いただけたのではないでしょうか。
各ソーシャルメディアの中にはそれぞれのメディアの特性をうまく利用してフォロワー数を伸ばしている達人がいるものです。
そのまま真似できるものではありませんが、上手に伸びている人の方法を参考にするのもWebマーケティングにとっては重要ですので、特にプロフィール欄などから是非チェックしてみてください。
日々厳しさを増しているSEO競争ですが、本稿が皆様のSEO対策の一助になれば幸いです。
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執筆者:AutoPilotAcademy編集部
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監修者:小池英樹
AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。