【SNSの基本ルール】Instagram、Facebook、Twitterの推奨画像サイズ一覧
少し古いデータにはなりますが、アメリカ・マサチューセッツ州の調査会社、フォレスター・リサーチ社が2014年に発表したリサーチ結果によると、写真にはテキストの7倍、動画にはテキストの5,000倍もの情報量が含まれるとされています。
近年多くの企業が力を入れているソーシャルメディアマーケティングにおいても、ユーザーに有益な情報を発信し、集客やブランディングにつなげていくにあたっては、写真・動画の活用が欠かせません。
ということで、今回取り上げるテーマはソーシャルメディアにおける画像のサイズ。ソーシャルメディアマーケティングで用いられることが多いInstagram、Facebook、Twitterそれぞれで、運営元が推奨しているサイズとアスペクト比(縦横比)、容量をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
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推奨サイズは守るべきルール
本題に入る前に、ソーシャルメディアにおける画像の推奨サイズとは何なのか、簡単に整理しておきましょう。広く知られているとおり、MetaやTwitterといったソーシャルメディアの運営会社は、利用者向けのヘルプページで写真・動画の推奨サイズを公開しています。
詳しくは後述しますが、たとえばFacebookのプロフィール画像は128px×128px。Instagramの動画は4GB以下。Twitterのカルーセル広告(複数の写真を横並びに表示する広告)なら、写真1枚につき800px×418pxといった具合です。
これらはページの読み込み速度やユーザー側から見た視認性、わかりやすさ、アクセシビリティなどを考慮して運営会社が定めた数字であり、推奨サイズから著しく逸脱すると、画像の一部がカットされたり、縮小されてしまったりするばかりか、場合によっては入稿自体がブロックされてしまいます。
そういった意味でソーシャルメディアにおける画像サイズの“推奨”は、ほぼ必須のルールと言えるかもしれません。この点をきちんと理解して正しいサイズの画像を入稿するのは、アカウントを効率的に運用し、SNSマーケティングの成果をあげていくうえでとても大事なポイントだと思います。
Instagram、Facebook、Twitterの推奨画像サイズ
ここからはInstagram、Facebook、Twitterそれぞれにおける写真・動画の推奨サイズについて、投稿(プロフィール画面含む)、広告の2つに分けてご紹介していきます。
なお、Instagram、Facebookについては公式のヘルプページで推奨サイズが公開されていないものもあり、それらについては一般的に広く用いられているサイズを記載しました。
1.Instagram
【投稿】
・プロフィール画像:300px×300px(400px×400px前後まで可)
・正方形のフィード投稿画像:1080px×1080px
・縦長のフィード投稿画像:1080px×1350px
・横長のフィード投稿画像:1080px×566px
・ストーリーズの投稿画像;1080px×1920px
・リールの投稿動画:容量4GB以下
【広告】
・正方形の広告画像:600px×600px~1936px×1936px
・縦長の広告画像:600px×750px~1936px×1936px
・横長の広告画像:600×315px~1936px×1936px
・動画広告:容量4GB以下
2.Facebook
【投稿】
・プロフィール画像:128px×128px(PCは170px×170px)
・カバー画像:820px×312px
・カバー動画:820px×462px、容量1.75GB以下
・フィードの投稿画像:720px×720px
【広告】
・フィード広告の画像:1080px×1080px以上(最小600px×600px)
・フィード広告の動画:容量4GB以下、アスペクト比4:5
・ストーリーズ広告の画像1080px×1080px以上(最小横500px以上)
・ストーリーズ広告の動画:容量4GB以下、アスペクト比9:16
3.Twitter
【投稿】
・ヘッダー画像:1500px×500px
・プロフィール画像:400px×400px、容量2MB以下
・投稿画像;600px×300px、容量5MB以下
【広告】
・単一の広告画像:1200px×1200pxまたは1200px×628px、容量5MB以下
・ウェブサイトボタン付きの広告画像:800px×800pxまたは800px×418px、容量5MB以下
・カルーセル動画広告:800px×800pxまたは800px×450px
その他、画像入稿時の注意点
ここまでInstagram、Facebook、Twitterの3大ソーシャルメディア別に画像の推奨サイズをご紹介してきましたが、Instagram、Facebookに広告を出稿する場合は、画像サイズとあわせて画像内に入れるテキストの分量にも配慮が必要です。
Instagram、Facebookを運営するMeta社は、公式サイトで広告画像全体に含まれるテキストの割合を20%未満にとどめるよう推奨しています。この基準は広告審査のレギュレーションとしては2020年秋に撤廃されたものの、現在でもテキストの分量が20%を超えると、インプレッション数やリーチ数、クリック数といった広告パフォーマンスにマイナス影響が出るようです。
広告画像にキャッチコピーなどを入れる際は、必ず全体の20%未満に収まるようにしましょう。
加えて、売りっ気を出しすぎないのも大事なポイントの1つ。
以前別の記事でもご紹介したように、InstagramとFacebookの多くはビジネスに関心を持ち、何らかの企業アカウントをフォローしている反面、売り手目線の一方的な情報発信を嫌います。
商品の売り上げを伸ばそうとしてテキストで大々的に価格や割引率を訴求したり、目立たせようとして「!」は「?」などの記号を多用したりすると、ユーザーに「押しつけられている」、「無理に買わせようとしている」といった印象を与え、ブランドへの嫌悪感を引き起こしかねません。
Instagram、Facebookの広告を出稿する際は、まずソーシャルメディアとしての本来の枠割・特性を念頭に置くこと。そのうえで、できるだけ一般の投稿と馴染むよう、過度な加工・装飾は避けましょう。
今回の内容がみなさまの参考になれば幸いです。
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執筆者:AutoPilotAcademy編集部
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監修者:小池英樹
AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。