検索順位とCTR(クリック率)の向上に役立つSEOライティングの方法を解説!!

検索順位とCTR(クリック率)の向上に役立つSEOライティングの方法を解説!!

SEOの最初の目的は「Googleで検索した時にいかに上位に表示させるか」という点になります。

当然ですが上位に表示されればされるほどそのページで販売しているものやサービス、もしくは広告の売上を向上させることになります。

ところが(日本語のサイトであれば)日本中でその上位表示を狙って各社、各人がしのぎを削っているわけですから、その競争は激しくなるばかり。

さらに上位表示されたとしてもクリックしてもらって見てもらわないと意味がありません。

せっかく苦労して勝ち取った上位表示を無駄にしないためにも、より多くクリックをしてもらう=CTR(クリック率)を高めるための工夫も必要になります。

今回はCTRとは?といった基礎的な事柄から、検索順位との関係性、実際にCTRを向上させるテクニックまでご紹介いたします。

最後まで読んで頂ければ、基礎的な知識から今日から使えるコツまでお持ち帰りいただけますので、是非ご覧ください。

検索順位、CTRとは?その関係性は?

検索順位、CTRとは?

検索順位は文字通りの意味で、Googleで検索した時に(広告を除いて)何番目に表示されるかということです。

先述の通り、SEO活動はまずここを目指して行われます。

CTRとはClick Through Rateの頭文字をとったもので、%で表されます。

100回検索結果に表示された時に、何回実際にクリックされるか、という数字で数式にすれば、

CTR = クリックされた回数 ÷ 表示された回数

ということになります。

ごく当たり前の事ですが、上位に表示されればされるほどCTRは高まります。

実際検索順位とCTRの関係性はどうなっているのか?

上位表示とCTRに相関関係があるのは誰でもわかることですが、意外とどの程度相関があるのかが話題になりません。

「No.1じゃなきゃだめなんですか?」ではありませんが、実際に1位と2位、もしくは3位と5位のCTRの違いは知りたいところですよね。

海外のネットマーケティング企業が公表しているデータが有りましたので、ご紹介いたします。

2017年のデータですが、すべての業種やタイプを含めたデータを分析した結果になります。

順位によるCTRの特徴や変動は検索するワードや検索する人のセグメントや目的によって変わってきますが、これは全体的なデータになります。

B to Bサイトは to Cサイトより1ページ目の上位に上がるとクリックが高くなる傾向があるなど、詳細な分析結果が掲載されていますので、英文が読める方は是非リンク先もご覧ください。

上手を見れば一目瞭然ですが、検索結果1位を取ることのメリットは圧倒的です。

複数クリックする場合もありますので、上図の合計が100%になるという統計ではありませんが、3位までの合計で約40%にのぼり、その半分以上が1位のCTRになります。

上図とは別のサイトの分析結果ではありますが、特に8位以内の順位変動によるCTRの変動が顕著で、1つ順位が上がるだけで30%以上CTRが上昇するという結果もでています。

逆に言えば8位以下だと20位までほぼ変わりませんので、まずは8位以内、そして一つでも上を目指すというのが具体的な目標になってきます。

Webマーケティングの大前提の式をおさらい

他の記事でも何度か触れていますが、Webマーケティングには大前提になる式があります。

売上 = PV x CTR x CVR x 単価

です。

実はこの式はあくまでコンテンツを見てもらってからの式になっていますので、今回扱っているCTRはこれよりも前の部分になります。

検索結果への表示回数 x CTR = PV

になるわけです。

当然ですが、PV→CTR→CVRと進むに従って人数は減っていくので、一番最初の母数であるPVはとても重要です。

検索結果からクリックしてもらうということがPV数に繋がっていきますのでコンテンツや販売している商品に自信があるならば、ここを改善するだけで売上が伸びるはずです。

CTR(クリック率)を向上させるためのテクニック3選!!

CTRがいかに重要かはご理解いただけたかと思いますので、実際にCTRを向上させるとわかっているテクニックを3つご紹介していきます。

エモーショナルなタイトルを使おう

Emotionalは直訳すると「感情的な」と言った意味の英単語ですが、この場合は「感情に訴えかける」といったほうがしっくり来ます。

ある1億件のタイトルを調べた調査結果ではこんな結果がでています。

英語なので日本語のサイトと完全に一致するわけではありませんが、1位の「Will make you」は日本語にすれば「貴方もこうなれる!」と言ったイメージです。

また、「○○がXXである理由」や「抱腹絶倒」、「上位TOP○」と訳せそうな、日本の上位表示サイトのタイトルのようなものも見られます。

上図はFacebookでのエンゲージメントの調査結果ですが、別の調査ではGoogleにおいてもエモーショナルなタイトルがCTR向上に寄与するという結果がでています。

検索順位はGoogleのアルゴリズムとAIによって決定されるものですが、最終的に読むのは人間なので、やはり感情に訴えかけるという手は有効ということです。

ただ、この手を使いすぎると悪影響が出るという調査結果もでていますので、使いすぎには要注意。適度に入れていくのが良いようです。

メタディスクリプションでコンテンツを売ろう

これは割と基礎的なSEOテクニックとして紹介されることも多いものですが、Google自体がこのメタディスクリプションを上手に書くとCTR向上に繋がることを認めています。

メタディスクリプションとは上図のタイトルの下に3行表示されている部分です。

すべてが表示されるわけではありませんし、いつもで表示されるわけでもありませんが、それでもすべてのページのメタディスクリプションに力を入れる価値はあるとされています。

記事を構成して、執筆していざアップロードという時についおざなりに書いてしまいがちな部分ですが、ここは営業トークだと思って思い切り力を入れて書きましょう。

せっかく頑張って書いた記事も見てもらわなければ無意味です。

見てもらうというゴールに対するクロージングと言える部分ですので、その重要性はある意味で本文より高いとも言えます。

タイトルの中に疑問文を入れてみよう。

エモーショナルなタイトルと一部重複する部分ではありますが、タイトルに疑問文を入れることもCTR向上の役に立つといわれています。

日頃検索をしたりネットを見ていると分かる部分だと思いますが、「○○が☓☓である理由とは?」や「〇〇とは?」と言ったタイトルはインターネット上、そして検索結果の上位にも多く見られます。

もちろんすべてのタイトルを疑問形にするというのは極端でコンテンツそのものの質を下げてしまいかねませんが、試す価値は十分にあります。

SEO活動はABテストの連続でもあります。

自社サイトのコンテンツの中で、タイトルに疑問文が入っているものとそうではないもののCTRを比較してみるのも良いかもしれません。

ある調査ではタイトルに疑問文が含まれている記事のほうが14.1%高いCTRを記録しているという結果がでています。

今すぐにできることですので、試す価値はありそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は主に英語圏での調査結果でしたが、日本語のサイトにも適応できそうなテクニックをご紹介しました。

たとえばエモーショナルなタイトルの有効性はビジネス系YouTuberもよく言及しています。

YouTube動画に「悲報」とか、「オワコン」といったキーワードを目にすることが多いですが、これも感情に訴えかけるものです。

そして、日々のニュースを見ていると分かる通り日本人はネガティブな情報をより見に行く傾向があるので結果としてYouTube動画はそういった動画が増えているわけです。

Webマーケティングの世界はどうしても英語圏が先行しているので、あちらの研究結果を見つつ、日本にローカライズしていくというのも重要になってきます。

一口でCTR改善と言っても奥が深く、簡単には結果がでないものではありますが、本稿が貴社メディアや記事のCTR改善に少しでも役立てば幸いです。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー]は見込み顧客獲得と成約率向上のための最善の方法をお教えしています。
ネットを使って顧客との強固な関係を構築することができるようになり、小さな企業でも大きな成長を実現することができます。

監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。