より多くのユーザーへ投稿を届けるために。Instagramの人気ハッシュタグと付け方のコツ

より多くのユーザーへ投稿を届けるために。Instagramの人気ハッシュタグと付け方のコツ

全世界で約10憶人、日本国内だけでも約3,300万人に利用されているInstagram。ユーザーの80%が何らかの企業アカウントをフォローしていることもあってビジネスとの相性も良く、多くの企業が顧客獲得や販路拡大に役立てています。

今回はそんなInstagramのハッシュタグをテーマに、最新の人気ハッシュタグやハッシュタグを付ける際のコツをわかりやすくご紹介していきます。ソーシャルメディアマーケティングに取り組んでいる方はぜひご一読ください。

Instagramのハッシュタグとは?

まずはハッシュタグの概要について、あらためて簡単に整理しておきましょう。

Instagramのハッシュタグとは、投稿をカテゴライズするためのタグ(目印)のこと。キーワードの冒頭に#(半角ナンバー)を、最後の文字のうしろに半角スペースを入れて囲むことによって作成できます。

ハッシュタグが紐づけられた投稿は、ユーザーがハッシュタグ検索した際に他アカウントの投稿とあわせて検索結果に一覧表示させることが可能。投稿の閲覧数を伸ばしたい時に効果を発揮します。

とりわけ日本ではハッシュタグの人気が高く、10代~30代の女性Instagramユーザーの約半数がハッシュタグ検索によって趣味やショッピングの情報収集をしているそうです。

またInstagramではアカウントのほか、個別のハッシュタグをフォローできるため、「#fashion」(ファッション)、「#instagood」(インスタ映え)といった人気のハッシュタグは、同じような価値観、興味・関心を持つユーザーが集まるコミュニティとなっています。

2022年10月時点におけるInstagramの人気ハッシュタグ(紐づけられた投稿件数の多いハッシュタグ)は主に以下のとおりです。

・#love(21.4億件)

・#instagood(15.9億件)

・#fashion(投稿11億件)

・#photooftheday(9.3億件)

・#beautiful(8.2億件)

・#happy(6.9億件)

・#followme(5.9億件)

・#selfie(4.7億件)

・#instamood(2.7億件)

・#like4likes(1.4億件)

人気ハッシュタグは危険?

ここまで見てきて気づいた方も多いと思いますが、Instagramの投稿は人気のハッシュタグを紐づければいいというわけではありません。

上記のような人気ハッシュタグを使うということは、リスティング広告で言えばビッグワードに入札するのと同じこと。たとえば「#instagood」なら15億9,000万件、「#fashion」の場合は11億件の投稿と(やや語弊のある言い方にはなりますが)ユーザーを奪い合うことになります。

そういった意味で大切なのは、絞り込むという視点。リスティング広告におけるロングテールキーワード施策と同様に無駄な過当競争を避け、ピンポイントにアプローチするのがInstagramのハッシュタグをうまく使いこなすうえでの第一歩です。

具体的にどういった方法が考えられるのか、大きく4つに分けて見ていきましょう。

Instagramのハッシュタグを付ける際のコツ

1.エリア名を組み合わせる

1つめは、商材のジャンルやカテゴリーにエリア名を組み合わせること

たとえば、Instagramの「#カフェ」というハッシュタグには約2,890万件の投稿がありますが、エリア名を組み合わせて「#恵比寿カフェ」とすれば、1/100以下の20万件まで減ります。

リスティング広告のロングテール施策と同様、Instagramで自社の店舗や商業施設、イベント、観光スポットなどを紹介する際は、エリア名を組み合わせたハッシュタグを使いましょう。

2.コミュニティワードを組み合わせる

ライバルとなる投稿を減らすという意味では、コミュニティキーワードを組み合わせるのも1つの方法です。

コミュニティワードとは、「〇〇部」、「△△な人と繋がりたい」といったグループや接点を示すキーワードのこと。たとえば、「#釣り」というハッシュタグ単体では461万件の投稿があるのに対し、「#釣り好きな人と繋がりたい」というコミュニティワードを組み合わせたハッシュタグでは、1/3以下の124万件となっています。

同様に「チーム〇〇」、「△△部員」、「□□なメンバー募集」といったコミュニティワードも効果的です。

3.オリジナルを作成する

3つめは、固有名詞を組み合わせたオリジナルのハッシュタグを作成すること。ここまでご紹介してきた2つの方法と比べるとややハードルが高くなりますが、他アカウントとの過当競争を避け、自社の商品・サービスに興味関心の高いユーザーを囲い込めます。

実際にオリジナルハッシュタグを使って成果をあげている企業アカウントも少なくなく、たとえば航空大手のANAでは「#anaタビキブン」というハッシュタグを使い、ユーザーの思い出写真を募集することにより、ハッシュタグ単体で13.6万件の投稿を、アカウント全体で62.8万人のフォロワーを集めています。

また、大手ハウスメーカーの一条工務店も「#みてみて一条」というハッシュタグで自社が施工を手がけた物件を紹介することで、建設・建築分野でトップクラスとなる9.6万人のフォロワーを獲得しています。

ANAの事例を見てもわかるとおり、こうしたオリジナルハッシュタグは拡散されればされるほど投稿件数が増えていきますが、あらかじめ固有の商品名やサービス名、社名の一部などを入れておくことにより、競合ブランドの投稿とのバッティングを避けることが可能です。

4.キャプションを充実させる

こちらはハッシュタグとは直接関係がなく、あくまでプラスアルファの打ち手にはなりますが、2021年のアップデートによりInstagramは複数キーワードで検索ができるようになりました。

投稿のキャプション(説明文)に任意のキーワードを盛り込むことで、投稿時期やコンテンツの種類によってはハッシュタグが付いていなくても検索結果の上位に表示されます。

具体的なアルゴリズムについてはまだまだ不明な点が多いものの、エリア名やコミュニティワード、オリジナルのハッシュタグでリーチ数が伸び悩んでいる場合は、ぜひ試してみるのがおすすめです。

最後に

今回はInstagramにおける人気ハッシュタグとあわせて、ハッシュタグを付ける際のコツをご紹介しました。

繰り返しにはなりますが、ハッシュタグを活用して投稿を多くのユーザーへ届けるためには、絞り込みの視点が欠かせません。「人気だからとりあえず…」と投稿数の多いハッシュタグを安易に使うのは避けましょう。

今回の内容がソーシャルメディアマーケティングに取り組んでいる方の参考になれば幸いです。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

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監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

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