配信から1年経ってもアクセス数・PV数をキープ。エバーグリーンコンテンツのつくり方

配信から1年経ってもアクセス数・PV数をキープ。エバーグリーンコンテンツのつくり方

今回取り上げるテーマはずばり、エバーグリーンコンテンツ。概要をわかりやすく整理したうえで、デジタルマーケティングにおいてエバーグリーンコンテンツがもたらすメリットや、コンテンツ作成の際のポイントを詳しくご紹介していきます。

エバーグリーンコンテンツとは?

エバーグリーン(英:Evergreen)とは、「常緑」、「いつまでも新鮮な」という意味を持つ英語の名詞・形容詞。映画や音楽といった分野ではいわゆるマスターピース、不朽の名作を指す言葉としても使われます。普遍的な価値を持ち、長期間にわたってユーザーの役に立つ情報を提供し続けるのがエバーグリーンコンテンツです。

具体的な例としては、特定の事象の仕組み・変遷をひもといた解説系コンテンツ、ビジネス上のノウハウを紹介するHowto記事、プロダクトのマニュアル、FAQ集、用語集など。たとえば、長年にわたって多くのユーザーに参照され続けているWikipediaの記事は、典型的なエバーグリーンコンテンツと言えるでしょう。

通常のWebコンテンツはリリース直後から少しずつPV数やアクセス数が増え始め、特定のタイミングで閲覧者や被リンク数が急増。ピークを迎えた後は効果が落ち、他のコンテンツにとって替わられていくという経緯をたどりますが、エバーグリーンコンテンツの場合、その下降曲線が極めて緩やかなのが特徴です。

どれくらいの期間にわたって価値を提供し続ければエバーグリーンコンテンツと呼べるのか、明確な定義こそないものの、デジタルマーケティング分野では1年前後が大まかな目安。

日々新しい技術が生まれ、トレンドが目まぐるしく変化する現在、たとえばビジネス上のメソッドや有用なサービスを解説するコンテンツを制作しても、次の年にはメソッド自体の有効性が落ちてしまったり、サービスそのものが姿を消してしまったりするケースが少なくないからです。

そうしたなかで1年以上にわたり一定以上のアクセス数やPV数をマークし続けているコンテンツは、エバーグリーンコンテンツと呼んで差し支えないと思います。

エバーグリーンコンテンツがもたらすメリット

続いてはエバーグリーンコンテンツのメリットについて。大きく3つに分けてご紹介します。

1.エンゲージメントが生まれる

ここまで見てきてお気づきになった方もいらっしゃると思いますが、エバーグリーンコンテンツはSNSにおけるバズコンテンツの対極に位置します。1日、2日といった短い期間で拡散され、爆発的なコンバージョンにつながったりする可能性はない反面、短期間で飽きられることもありません。

派手さこそないものの確かな普遍性を持ち、ビジネスや生活に役立つコンテンツを目にしたユーザーの間には、おのずと配信元への信頼感が生まれます。その結果として、SNSアカウントのフォローやメルマガ、オンラインシップの会員登録へとつながるケースも少なくないようです。

2.ドメインの評価が上がる

エバーグリーンコンテンツは、SEO対策上でも大きな効果を発揮します。

確かな普遍性・客観性を備えたコンテンツは、一般ユーザーはもちろんのこと、マーケター、アナリストといった専門家のブログなどから被リンクを得やすく、現在のアルゴリズム上、そうしたコンテンツを含むドメインは検索エンジンから高く評価されるからです。

あわせてコンテンツ内に他記事へのリンクを設置しておけば、サイト内の回遊性が高まり、さらなる相乗効果が見込めるでしょう。

3.制作コストを抑えられる

こちらはあくまで付随的なメリットにはなりますが、メディアの顔となるエバーグリーンコンテンツを持つことができれば、他の記事を新規制作・配信しなくても、メディア全体として一定期間、一定のトラフィックを確保し続けることができます。

浮いたリソースや予算は、SNSのキャンペーンや動画広告の運用といった他の施策に回すことが可能です。

エバーグリーンコンテンツのつくり方

エバーグリーンコンテンツには、中長期にわたって多くのユーザーに参照され、情報として活かされることで、初めて普遍的なバリューを獲得するという側面があるので、最初から狙って作成するのは容易ではありません。

ただ、そうしたなかにもいくつかのポイント、“常緑の種”と呼べる要素は存在します。一般的なブログ記事の作成・運用ステップに沿って見ていきましょう。

1.テーマ選び~時事的なトピックスを避ける~

時間が経過しても価値・普遍性を失わないコンテンツとして仕上げるためには、ニュースに対する個人の見解、トレンド紹介といった時事的な切り口は適していません。

より多くの人の興味を喚起し、情報として活用してもらえるノウハウの紹介、(恒常的な)事象の解説といったテーマを中心に選びましょう。

なかでもとりわけおすすめなのが用語集。Web国語辞典などを見ながら比較的に簡単に作成できるうえ、市場調査をはじめとする各種リサーチ、資料作成など幅広い局面に役立てられます。

たとえば、株式会社ベーシック(東京都千代田区)が運営するWebマーケティングメディア「Ferret」は、トップページの直下に50音別・英数字別のWebマーケティング用語辞典を置くことで、毎月約450万PVを獲得しています。

Ferret Webマーケティング用語集

https://ferret-plus.com/words

2.記事作成~売り込まない。トーン&マナーに配慮する~

記事の作成にあたっては、単体の読み物としていかに有益な情報を提示できるか、普遍的・客観的なコンテンツに仕上げられるかが大切になってきます。

短絡的にコンバージョンを得ることを意識して自社商品の紹介にボリュームを割いたり、購入特典を大々的にアピールしたりするのは絶対に避けましょう。

また、トーン&マナーにも気を配るのも大事なポイントの1つ。親近感を醸しだそうとして、あまりにもくだけた語り口調の文章になってしまうと、情報のソース、参照元として疑念や不安感を抱く読者が増えるからです。

加えて細かい点ではありますが、コンテンツの恒常性を高めるために、「今年」、「今日は~」、「先ほど…」といった言い回しもできるだけ避けるべきだと思います。

3.運用~フォーマットを広げて再利用する~

リリースから1年以上が経過し、アクセス数やPV数に陰りが見え始めたコンテンツは、別のフォーマットで再配信することで、引き続きバリューを提供し続けることが可能です。

実際にブログの人気記事を原稿としてビデオセールスレターを制作・配信したり、リード獲得のためのホワイトペーパーとして配布したりしている企業も少なくありません。

今回ご紹介した内容がみなさまの参考になれば幸いです。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

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監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

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