これだけは知っておきたい。「Googleアナリティクス4」の新機能5つ

Googleが提供しているGoogleアナリティクスは、文字どおりアクセス解析ツールの代名詞的存在です。

月間1,000万PVまでのwebサイトなら無料で使えるうえ、わずらわしい広告表示がなく、期間無制限でデータを保存できることもあって、大規模ネットショップから中小企業のオウンドメディアまでサイトの規模を問わず幅広く活用されています。

今回取り上げるのは、そんなGoogleアナリティクスの最新バージョン「Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)」。アクセス解析ツールとしての概要を整理しつつ、具体的に何が変わったのか、それによってどんなメリットをもたらすのかご紹介していきたいと思います。

ぜひご一読ください。

Googleアナリティクス4(GA4)とは?

Googleアナリティクス4(GA4)は、2019年8月から提供されていた計測機能「アプリ+ウェブ プロパティ」β版をベースとする、Googleアナリティクスの最新バージョンです。2020年10月14日にリリースされました。

アクセス解析ツールとしての基本的な仕様は旧バージョンを引き継いでおり、webサイトのPV数やアクセス数、ユーザーの利用デバイスといったデータを横断的に取得することが可能。前述の利用規模までなら料金もかかりません。

その一方で大きく5つの新機能が追加され、webサイトを訪れたユーザーがコンバージョンに至る確率を予測したり、webサイトとスマートフォンアプリをまたいだ行動履歴を一元的に把握したりすることができるようになりました。

リリースから日が浅いこともあり、公式アナウンスを含めまだまだ公開されている情報は少なめですが、次世代のwebマーケティングを担うツールとして、旧バージョンからの移行を進めている人も少なくないようです。

Googleアナリティクス4の5つの新機能

続いてGoogleアナリティクスに搭載された5種類の新機能を見ていきましょう。

1.webサイトとアプリのクロス計測

従来のGoogleアナリティクスはデータの取得方法がデバイスごとに分かれていたため、1人のユーザーがPCとスマートフォンを介してとった行動(webサイトへのアクセス、アプリへのログインなど)がそれぞれ別のユーザーのアクションとして計測される可能性がありました。

それに対して最新版のGoogleアナリティクス4は、Googleアカウントをはじめとする複数のIDをもとにデータを取得する方式を採用。

たとえばwebサイトに掲載された商品情報をチェックしたユーザーが一度サイトから離脱し、あらためてスマートフォンアプリから商品を購入した場合も、一連の流れを1人のユーザーの連続するアクションとして把握できるようになっています。

ECサイトとショッピングアプリを同時展開しているネットショップや、オウンドメディアとあわせてSNSでの発信に力を入れている企業には非常に役立つ機能だと思います。

2.コンバージョン率&離脱率の予測

Googleアナリティクス4には新たにAI(人工知能)の機械学習が導入されています。

これによって過去のユーザー行動をもとに、コンバージョン率(webサイト・アプリを利用したユーザーが7日間以内に購買に至る確率)と、離脱率(アクティブなユーザーが7日間以内にwebサイト・アプリを利用しなくなる確率)を事前予測することが可能に。

さらに予測結果をそのままGoogle広告のオーディエンスとして設定し、コンバージョンが期待できるユーザーに利益率の高い商品を提案したり、離脱の可能性のあるユーザーに人気コンテンツを紹介したりできるようになりました。

AIの予測機能を使うにあたっては十分なデータが蓄積されていることが前提にはなりますが、ネットショップの収支予測などに役立てている人も少なくないようです。

3.イベントの自動計測

イベント(ユーザーが起こした行動)を自動計測できるのも、見逃せない新機能の1つ。

これまでのGoogleアナリティクスは、セッション(ユーザーがwebサイトを訪問してから離脱するまでのプロセス)を計測の単位としていたため、スクロール、サイト内検索、動画コンテンツの視聴といった個別のアクションを抽出するには、それぞれ専用のタグを埋め込む必要がありました。

それに対してGoogleアナリティクス4では計測の枠組みそのものがセッション単位からイベント単位へ変更になり、上記のようなアクションの回数・時間を自動計測できるようになっています。

ユーザーの行動がそのまま数値化されるということは、言うまでもなくwebサイトの課題やユーザーのニーズが視覚化されるということ。ページ階層やレイアウトの調整、コンテンツSEOにおけるエンゲージメントの改善など、幅広い局面に役立つ新機能だと思います。

なお、イベントの自動計測は、測定強化のオプションの1つとなっており、管理画面の設定を変更することで任意の条件・タイミングにあわせて計測可能。場合によってはヒートマップなどの解析ツールと併用するのもいいかもしれません。

4.生データの無償エクスポート

Googleアナリティクス4では計測の枠組み・方法とあわせて、データの提供形式にも変更が加えられています。

その1つがいわゆる生データ、PV、イベントや1回につき1行ずつのログが記録された集計前のデータをエクスポートできる機能です。

これまでも同様の機能はあったものの、対象はあくまで有償版(利用料金:130万円~)の利用者のみ。

それが今回無償で取得できる形になったことで、BIツールでの高度な分析やAIによるデータモデリングなど、幅広い活用が見込まれています。

5.刷新されたUI

以前のGoogleアナリティクスは計測結果をまとめたグラフ・図表と、分析ツールのインターフェイスが混然一体になっていたため、利用者の一部から「データは見やすいけれど、どう活かせばいいのかわからない」、「操作方法が今ひとつわかりにくい」といった声があがっていました。

そうした意見を反映してか、今回のリリースではUIも刷新。計測結果と分析ツールが左右分かれて表示される形となり、あわせて画面右端のメニュー項目も大きく変わっています。

今すぐ導入すべき?

前述の5点を中心に大幅なリニューアルが施されたGoogleアナリティクス4。

リリースの背景にはいわゆるCookie問題や、アプリの普及によってセッション・ページという枠組みでユーザーの行動を可視化するのが難しくなったといった点もあり、今後、アクセス解析ツールのスタンダードになっていくのは間違いないでしょう。

ただ、現時点では不透明な部分が多いのも事実。

最初に触れたとおりGoogle公式のアナウンスも含めて公開されている情報が少ないうえ、Googleサーチコンソールをはじめとする他ツールとの連携も現時点ではできません。一部の利用者の間では、新しいインターフェイスに慣れるまで時間がかかるといった意見も出ているようです。

旧バージョンのGoogleアナリティクスも当面の間はサービスを継続するようなので、少なくとも旧バージョンに不便さを感じていないのなら現時点では導入を急がず、バージョンアップや機能拡張の動向を見守るのが得策だと思います。

一方でAIによる予測機能を活用したいのなら、早めの切り替えがおすすめ。予測のベースとなる機械学習は、蓄積されたデータが多いほど精度が高まるからです。

切り替え方法については多くのwebサイトで紹介されているので詳細は省きますが、旧バージョンを使っている方なら管理メニューからGoogleアナリティクス4のプロパティを作成することで、旧バージョンと併用できるようになります。

今回ご紹介した内容がみなさまの参考になれば幸いです。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

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監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

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