「Googleのアルゴリズムがアップデートされた!」
Webマーケティング担当者でなくてもビジネスパーソンなら一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
現代のビジネスにおいて圧倒的に重要なSEO=Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)ですが、実際のところはGoogleに対する最適化と言って良い状態です。
自社の製品やサービス、コンテンツをより多くの人に見てもらうためにはこのSEOが欠かせないわけですが、その際に非常に大きなカギになるGoogleのアルゴリズムアップデートが今回のトピックです。
直接のマーケティング担当者でなくても、是非知っておきたい知識になりますので是非最後までご覧ください。
Googleをはじめとした各種の検索エンジンから、低コストで質の高いトラフィックを多く集めるための方法を解説しています。本講座をご受講頂いて、あなたが選定したキーワードで検索エンジンの検索結果上位にコンテンツを表示させてください。そして、購買意欲の高いユーザーからのトラフィックを多く集めるとともに、購買につながるようにWEBサイトを最適化して、売上を伸ばしてください。
Googleアルゴリズムとは?
さて、そもそもアルゴリズムとはなんでしょうか。横文字が多いIT/ビジネス関係用語ですが、横文字のまま日本で使われている言葉は日本語にしにくいものも多いのが実情です。
アルゴリズム=algorithmとは、簡単に言えば「計算方法」、もう少し詳しく言えば「計算や問題解決をする手順や方法」です。
そもそもGoogleの検索エンジンの課題は、「ユーザーが入力したキーワードを元に、ユーザーが本当に知りたい情報を瞬時に表示する。」です。
この課題を解決するために、Googleはアルゴリズムを細かいものを含めれば年間数千回以上も更新して、より正確な情報を表示するために改善を続けているわけです。
検索結果を表示する手順や方法をこれだけ頻繁に更新するわけですから、当然私達が作るWebサイトの表示順位も頻繁に変動する可能性があります。
マイナーアップデートに関しては都度発表されずどんどん変わっていくのですが、少なくとも年に一回は大きな更新があり、検索結果表示画面(SERPs=Search Engine Result Pageと言います)に大きな変化が起こります。
今まで1位に表示されていたサイトが2ページ目以降に飛ばされてしまうということもある程大きな影響があり、企業や個人を問わず場合によっては死活問題になるほど重要な更新になります。
知っておきたいGoogleアルゴリズムアップデートの歴史
Googleのアルゴリズムアップデートをご紹介しますが、その前に「なぜGoogleはアルゴリズムアップデートをする必要があるのか?」についても考えてみましょう。
Googleが最も使われる検索エンジンになって久しいですが、より正確な検索結果を表示するために、
・人間の言語の理解
・検索意図の理解
・検索結果に追加情報を入れる
・地域に最適化した検索結果
・近い検索キーワードの提案
・コンテンツの質の判断
などを実現、向上してきました。
逆に言えばGoogleのアルゴリズムを理解して、アルゴリズムに沿ったWebサイトを作れば上位表示してもらえるということにもなり、事実以前は小手先のSEOテクニックを使って、いわゆる「Googleを騙す」手法でも上位表示が可能でした。
また、医学的に正しくない情報が上位表示されることもあり、こういったサイトを検索結果から排除するために日々アルゴリズムを進化させているわけです。
現在よく言われることとして、「最高のSEO対策は質の高いコンテンツを発信すること」があります。
度重なるアップデートで進化したGoogleのアルゴリズムは人間の小細工は通じないレベルに到達しており、本当にユーザーのためになる内容こそが上位表示への近道となるわけです。
Googleアルゴリズムアップデートの歴史
「良質のコンテンツを作ることが最高のSEO」は事実ですが、一方で「Googleが何を良質と捉えているのか」を知ることには大きな意味があります。
アップデートは数多くされているのですべてを紹介することはできませんが、いくつか有名なものをご紹介していきます。
Hummingbird Update(2013年)
2013年に更新されたハミングバードアップデートは、「素早く、正確」であることからハミングバード(ハチドリ)の名がつけられています。
本アップデートは検索意図をより正確に判断し、より関連性の高い情報をユーザーに返すことを可能にしました。
自然言語処理と呼ばれる技術を使っており、今でもGoogleが大事にしている潜在的な検索意図をも読み取るようなアルゴリズムです。
潜在的な検索意図とはなんでしょうか。例えば「加湿器」を検索している人がいるとします。
直接的な検索意図はもちろん加湿器についての情報を知りたいということになりますが、潜在的な意図としては、「保湿、乾燥防止」になるはずです。
少し極端な例ですが、加湿器について調べている人はのど飴やリップクリームも潜在的に必要としているかも知れない、という考え方が潜在的検索意図ということになります。
Mobilegeddon Update (2015年)
2015年春、Googleはアルゴリズムのメジャーアップデートが行われましたが、2ヶ月前から発表されたことにより、世界中のWebマーケティング担当者は対応する時間をもらえたことになります。
別名Mobile-friendly ranking factor updateと呼ばれる通り、スマホやタブレットなどのモバイル機器からの検索に対応するためのアップデートです。
Googleはこのアップデートから初めてWebサイトがスマホやタブレットに対して親和性があるかどうかを考慮することになります。
このアップデートで影響を受けたのはFlashを使っているサイトや、文字が小さい、クリックボタン同士の距離が短い、またそれぞれの画面サイズに対応していないサイトでした。
今ではレスポンシブデザインと言ってパソコンで見てもスマホで見ても最適なデザインで見られるサイトばかりになりましたが、当時はまだ小さなスマホの画面で見てもパソコン用のサイトが表示されていたということですね。
Google January 2020 Core update(2020年)
こちらは2020年1月13日に発表され、その日のうちに実施されたアップデートです。
あまり詳細は発表されておらず、Googleからは「ユーザーが喜ぶコンテンツを作りましょう」でした。こういった詳細がよくわからないアップデートがあるのもGoogleアルゴリズムアップデートの特徴です。
この2年前の2018年に医療関係のアップデートがあったのですが、それを拡張する形でのアップデートになります。YMYL=Your Money of Your Lifeと呼ばれる、健康・金融の分野で信頼性の低いサイトの表示順位が下げられました。
これは単一のページの信頼性だけでなく、ドメイン自体の信頼性まで考慮されており、例えば医療関係の情報を医師などの専門職以外の人が発信すると信頼性が低いと判断されると言われています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。Googleのアルゴリズムアップデートは世界中でGoogleを使っているユーザーにとってはとても有益なものです。
一方でWebサイトを運営している側、特に現在検索結果で上位表示がされているサイトの運営者にとってはいつ何時表示順位が下げられるかわからない怖いものでもあります。
「良質なコンテンツを作る。」のにも限界がありますし、そもそもGoogleが何を良質と判断するかという決定的な情報はありませんし、いつアップデートがされるかもわかりません。
となると日頃のチェックが重要になってきますので、最低限確認すべきポイントを3点ご紹介して本稿を終わりにします。
アルゴリズムアップデートに備えて日々チェックすべきポイント。
・自然検索流入数
・表示順位
・インプレッション数
アルゴリズムアップデートの影響を受けた場合、この辺りの数値に変動が見られるはずです。
「知らないうちに順位が大きく下がっていた!」ということのないように日々チェックして置くことが求められるでしょう。
Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどの無料ツールだけでなく、Rank Trackerなどの有料ツールも使いつつ、自社のWebサイトがGoogleにどう評価されているのか常に知っておくことがとても重要になります。
最後に、本稿でも再三触れている通り、「良質なコンテンツを作ること。」が何より重要なのは変わりません。
それは念頭に置いていただきつつ、SEO対策やGoogleアルゴリズムアップデートへの対策も並列で進めて行きましょう。
順位は簡単にはあがらず、日々地道な努力が求められる世界ではありますが、本稿が読者の皆様が運営するWebサイトの検索表示順位向上に少しでも役立てていただければ幸いです。
Googleをはじめとした各種の検索エンジンから、低コストで質の高いトラフィックを多く集めるための方法を解説しています。本講座をご受講頂いて、あなたが選定したキーワードで検索エンジンの検索結果上位にコンテンツを表示させてください。そして、購買意欲の高いユーザーからのトラフィックを多く集めるとともに、購買につながるようにWEBサイトを最適化して、売上を伸ばしてください。
執筆者:AutoPilotAcademy編集部
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監修者:小池英樹
AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。