「いいね!」ができなくなる?Facebookの2021年最新アップデート情報とこれまでの歩み

「いいね!」ができなくなる?Facebookの2021年最新アップデート情報とこれまでの歩み

全世界の人口の1/3以上となる約22億人のアクティブユーザーを抱えるFacebookは、デジタルマーケティングに欠かせないツールの1つです。

国内でも利用している企業は多く、たとえば健康食品の製造・販売を手がける京都府の会社では、海外からのニーズを見据えてモバイル端末向けのFacebook広告を配信したところ、オンラインショップの売上を40%以上アップさせました。

そうした一方、日本国内における個人ユーザーの数は減少傾向にあり、2018年にはアメリカを中心に8,700万人に及ぶ個人情報が流出するインシデントが発生。CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が連邦議会の司法委員会に召喚されるなど、社会を騒がせることも少なくありません。

2021年1月、そんなFacebookが機能とアルゴリズムのアップデートを発表しました。今回はこれまでFacebookの歩み、変遷を簡単に整理しつつ、今回のアップデート内容と影響をひも解いていきたいと思います。

2004年、わずか8つの機能からスタートしたFacebook

Facebookがサービスを開始したのは2004年。当初は現在のような一般向けSNSではなく、ザッカーバーグ氏が在籍していたハーバード大学の学生のための交流・情報交換ツールでした。

その後、コロンビア大学やイエール大学といったアイビーリーグの学生にも開放されますが、登録にあたっては「.edu」ドメインの大学メールアドレスが必須。生以外利用できないという状態は2006年まで続きます。

ハッキングによって集めた女子生徒の写真をWebで公開して大学のサーバーをダウンさせ、保護観察処分を受けたザッカーバーグ氏が、友人からの依頼をヒントにFacebookの開発を進めていく過程は、2010年の映画「ソーシャル・ネットワーク」にも描かれており、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

リリース当時のFacebookは機能面でも今とはまったく異なり、実装されていた機能は友達リクエスト、検索、招待などの8つ。広告配信機能はもちろんのこと、ニュースフィードも付いていませんでした。

ちなみに、「Facebook」という名称は、大学が学生同士の交流を目的に年度初めに配布する出版物からとられています。

ニュースフィードの誕生

2006年9月、Facebookは一般ユーザーへの公開とあわせて、現在のメイン機能の1つであるニュースフィードを実装します。さらに翌2007年のアップデートで「いいね!」ボタンを追加。これによってFacebookの利用者数は爆発的に拡大し、サービス開始から3年あまりでFacebook社の時価総額は約5兆円(※当時、買収をもちかけたMicrosoft社による評価)に達します。

また、2009年にはFacebookとして初となるアルゴリズムが開発され、投稿の表示順がそれまでの時系列から他ユーザーとの関わり、ユーザーからの評価にもとづく形へと変わりました。

アルゴリズムの進化と方向転換

その後もFacebookは利用者数を伸ばし、2010年には全世界のアクティブユーザー数が5億人を突破。サービスの規模拡大を背景にアルゴリズムにも変更が加えられ、ユーザーの滞在時間のほか、画像、GIFアニメーションのクリエイティブも投稿を評価する基準の1つとなりました。

そうしたなかで2018年3月、前述の個人情報漏洩事件が発生。メディア、ユーザーから大きな批判にさらされたFacebookはサービスの方向転換を迫られ、アルゴリズムの大幅な変更に踏み切ります。

当時の公式発表によれば、変更の意図はユーザー同士の対話、有意義なインタラクションを引き起こすこと。投稿の表示順を決めるにあたっては、「ユーザーの求める有益な情報であるかどうか」、「家族、友人といった密接な関係を持つ人の情報か」、「新しいアイデアの発見につながるか」が基準になるとしています。

2021年の最新アップデートと対策

Facebookの歴史を簡単に振り返ったところで、続いては最新動向。2021年1月に発表されたアップデート内容についてご紹介します。機能とアルゴリズムの2つに分けて見ていきましょう。

1.ページの「いいね!」ボタンがなくなる

1つめの変更点は、Facebookページ(アカウントホーム画面)の「いいね!」ボタン廃止です。

Facebookは公式コメントとして、アカウントの人気を示す指標は「いいね!」の数よりもフォロワー数が実態に即しているとし、2021年1月から数ヵ月の間に順次ページの「いいね!」ボタンを削除していくと発表しました(※)。

背景には、ページを「いいね!」してフォロワー登録されたユーザーが頻繁に届く投稿に煩わしさを感じ、フォローを解除するケースが増えているという事情もあるようです。

このアップデートにより今後、ページ単位での「いいね!」を参加条件とするFacebookキャンペーンは実施できなくなります。

また、ページの「いいね!」経由でのフォロワー獲得が不可能になるため、ユーザーに継続的に情報を届けるためには、1つひとつの投稿を単体のコンテンツとしてとらえ、クリエイティブを含めてこれまで以上に工夫を凝らしていく必要があるでしょう。

※投稿の「いいね!」ボタンはアップデート後も引き続き利用可能。2021年9月の時点で日本国内の企業のいくつかのアカウントを見てみたところ、ページの「いいね!」ボタンも残っている状態です。

2.オリジナリティの高い投稿が評価されるようになる

「いいね!」ボタンの廃止とあわせて、Facebookは2021年以降、アルゴリズムにもさらなる変更を加えると発表しています。

具体的な変更点としては、投稿のオリジナリティがシグナルの1つとして加えられ、オリジナリティの低い投稿はニュースフィードへの表示頻度が低下するそうです。これまでWebメディアからの引用などを中心に投稿を重ねてきたビジネスアカウントは、方向転換を迫られるようになるでしょう。

またFacebookによれば、オリジナル(一次情報)かどうかのジャッジは、作成者や編集者の名前が公開されているかどうかが基準の1つになるとのこと。アカウントの信頼性を高めるためには、Facebookでの投稿とあわせて、自社のオウンドメディアなどで署名付きの記事を配信したりする必要も出てくるのかもしれません。

今回の内容がみなさまの参考になれば幸いです。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

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監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

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