オーディエンスインサイトの使い方を徹底解説!
Facebook広告で最適なターゲットユーザーを見つける方法

Facebook広告のオーディエンスインサイト

あなたはFacebook広告を活用していますか?もし活用しているとしたら、あなたのビジネスにおけるオーディンスについて教えてください。

彼ら(彼女ら)はどこに住んでいますか?男性ですか、それとも女性ですか?年齢は?趣味は何ですか?

もしあなたがオーディンスについてこれらの基本的な事柄を知らないとしたら、どうやってターゲットユーザーにあなたのビジネスと関連性の高いキャンペーンを計画し、広告を配信するのでしょうか?

推測でしょうか?推測はやめましょう!

Facebook広告には、Facebookオーディエンスインサイトという素晴らしいツールがあります。

オーディエンスインサイトは、あらゆるビジネスでFacebook広告のキャンペーンの成果を向上させるために必要な知識を提供してくれる最も強力で無料のツールの一つです。

オーディエンスインサイトを活用すれば、最適なターゲットユーザーに向けてFacebook広告を配信することが出来るようになります。推測を止めて、Facebookのオーディエンスインサイトを活用して、答えを見つけましょう。

ここではFacebookのオーディエンスインサイトを活用して、最適なターゲットユーザーを見つける方法をAutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー]の実例を通してご紹介します。

Facebookの広告キャンペーンを成功させるための主要な要素を大まかに分類すると、次の4つの要因が挙げられます。

1.広告クリエイティブ
画像や動画、見出し、広告テキストなど

2.オファー
良い商品と魅力的なオファー

3.ターゲットユーザー
広告を表示するのに最適なユーザー層をターゲットにする

4.その他
入札、最適化、キャンペーンの構成、技術的な側面など

ターゲットユーザーはFacebook広告のキャンペーンを成功させるための4つの要因の1つです。

ターゲット設定はFacebook広告のキャンペーンの成果に大きく影響します。

Facebookというプラットフォームでは毎月22億7000万人のアクティブユーザー(日本では2500万人)がいます。そのため、あなたのビジネスに興味を持っている人々だけに集中して広告を配信する必要性があります。

Facebook広告の広告マネジャーで利用可能なターゲティングオプションは次のとおりです。

・カスタムオーディエンス
・類似オーディエンス
・地域
・年齢
・性別
・言語
・趣味・関心
・行動
・つながり(Facebookページとのつながり等)

その他にも、交際ステータスや学歴や役職なども選ぶことが可能です。

カスタムオーディエンスや類似オーディエンスは非常に便利です。費用対効果の高いFacebook広告のキャンペーンを運用するのに役に立ちます。

しかし、あなたは現時点で充分な顧客リストやトラフィックやコンバージョンを持っていないかもしれません。
もしあなたが新しい広告主であったり、新しくビジネスを始めたとしたら、なおさらです。

そんな時に便利なのがFacebook広告のオーディエンスインサイトです。
オーディエンスインサイトでは、人口統計や人々の興味や関心を詳しく把握することが出来ます。
このツールを活用すれば、最適なターゲットユーザーを見つけることが出来ます。

Facebookのオーディエンスインサイト

オーディエンスインサイトを使ってみましょう!

それでは、AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー]のターゲットユーザーを例にオーディエンスインサイトの使い方を解説します。

Facebook広告のビジネスマネージャーにログインして、[プラン]セクションの下の左上隅にあるメニューをクリックします。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

[オーディエンスを選択してください]とポップアップが表示されます。

[Facebookのすべてのユーザー]か[ページとつながりがある人]のどちらかを選択することが出来ます。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

[Facebookのすべてのユーザー]を選択すると、メイン画面に移ります。

左側のメニューでは、オーディエンスをフィルタリングすることで、最適なターゲットユーザーを見つけることが出来ます。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

利用可能なオプションは以下の通りです。

・地域(国、地域、市町村)
・年齢(18歳以上から65+歳まで)
・性別
・趣味・関心
・つながり(Facebookページとのつながり)
・詳細(言語、言語、交際ステータス、学歴、仕事、マーケットセグメント、保護者、政治(米国)、ライフイベント)

デフォルトの設定では、地域は米国(アメリカ)に設定されています。
あなたが日本の人々をターゲットユーザーに指定するのであれば、まず最初に国を日本に変更する必要があります。他の国の人々を対象としているのであれば、その国を対象とする必要があります。

なお、オーディエンスインサイトは、該当するオーディエンスが少なくとも1,000人はいる場合にのみ有益な情報が提供されます。ページ上部の新しいオーディエンスの項目では、月間アクティブユーザーが表示されます。この見積が小さすぎると気づいた場合は、フィルタを削除する必要があります。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

事例:AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー]のオーディエンスの設定

国は日本を指定しています。年齢は25歳~55歳です。性別はすべてです。言語は日本語です。

趣味・関心には、「Facebook for Business」、「Google Analytics」、「HubSpot」、「Marketo」、「WordPress」、「アドワーズ」、「デジタルマーケティング」、「検索エンジン最適化」を指定しています。

月間アクティブユーザーは45万人~50万人です。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

オーディエンスインサイトで把握出来る情報

オーディエンスインサイトには、以下の4つのタブがあります。

1.利用者層
年齢と性別、交際ステータス、学歴、役職の情報が分かります。

2.ページへの「いいね!」
Facebookページへの「いいね!」から推測されるこのオーディエンスに合ったFacebookページの情報が分かります。

3.地域
上位の市町村、上位の国、上位の言語の情報が分かります。

4.アクティビティ
アクティビティの頻度やデバイスユーザーの情報が分かります。

これらの情報から、設定したオーディエンスのフィルタが間違っていないかどうか、最適なターゲットユーザーになっているか否かを把握することが出来ます。

事例:AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー]のオーディエンスに対するオーディエンスインサイト

最初に表示される利用者層のグラフは、年齢と性別、交際ステータス、学歴、役職です。

年齢と性別のバーは灰色のバーと青色のバーの2色のバーがあります。
灰色のバーはその人口統計のFacebookユーザー全員の平均で、青色のバーはあなたが選んだオーディエンスを表します。

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー]が選択したオーディエンスは男女ともに25歳~54歳であることが分かります。これは年齢と性別のフィルタリングで設定した通りの情報です。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

交際ステータスは、わずかですが、既婚の傾向があります。また、大学や大学院を卒業している割合が多いことから、高学歴といえます。

役職ですが、マネジメント、営業、IT・技術、コンピューターの数が多くなっています。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

以上の情報からは、デジタルマーケティング志向のオーディエンスで間違いがないことが分かります。

次に「ページへのいいね!」の情報を確認してみます。

DIGIDAY[日本版]やデジタルマーケティングジャーナルやWeb担当者Forum等のデジタルマーケティングに関連する会社のページを好んでいることが分かります。

また、クラウド会計ソフトfreee(フリー)やGlobisに興味があることからも、ビジネス志向が高いことが分かります。さらに、Schooに興味があることからも、教育系のコンテンツを好んでいることが分かります。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

ページへの「いいね!」では、このオーディエンスが好むFacebookページの情報が分かります。
特にアフィニティはこのオーディエンスがFacebookの他の利用者と比べて該当ページについて「いいね!」する可能性を示しています。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

対象のターゲットユーザーのニッチな興味関心を見つけて、その興味関心をフィルタに設定することで、競合他社との入札の競争力を低下させることが出来て、有利に広告を配信することが出来るようになります。

次に、「地域」の情報を確認してみます。

東京は23区毎に情報が表示されます。
オーディエンスは特に渋谷や目黒などに多くいることが分かります。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

上位の国は日本です。
これはフィルタで設定した通りです。

上位の言語は日本語です。
これもフィルタで設定した通りです。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

次に、「アクティビティ」の情報を確認してみます。

アクティビティの頻度からは、投稿への「いいね!」や広告へクリックするアクティビティの頻度が多いことが分かります。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

また、デバイスユーザーからは、デスクトップ・モバイルを両方所有しているユーザーが圧倒的に多いことが分かります。また、iPhone/iPodの所有率が高いことが分かります。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

この情報から、ターゲットとして設定したオーディエンスは、ビジネス活動にデスクトップとモバイルの両方を多用していることが分かります。また、広告への反響も得やすいと分かります。

オーディエンスを保存して広告配信に利用する

最後に、オーディエンスの情報を保存して、広告配信に利用します。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

右上にある緑色の[広告を作成]ボタンをクリックすると、広告マネージャに移動します。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

キャンペーンの目的(動画の再生、メッセージ、コンバージョン等)を選択すると、広告セットで保存したオーディエンスを選択することが出来ます。

Facebook広告のオーディエンスインサイト

結論

Facebook広告で最適なターゲットユーザーを見つけたい場合は、オーディエンスインサイトを活用しましょう。

オーディエンスインサイトは、最適なターゲットユーザーを見つけるために役立つ最も強力なツールの1つで、しかも無料で利用出来るものです。Facebook広告の広告主であれば、誰もが使うべきものです。

オーディエンスインサイトを活用すれば、カスタムオーディエンスや類似オーディエンスが無くても、最適なターゲットユーザーを見つけることが可能です。

オーディエンスインサイトを活用して、最適なターゲットユーザーを見つけるのに必要な時間はわずか30分程度です。

さあ、今すぐオーディエンスインサイトを活用して、あなたのビジネスで最適なターゲットユーザーを見つけてください!

最適なターゲットユーザーを見つけたら、次は優れた広告クリエイティブを作成する必要があります。

Facebook広告において優れた広告クリエイティブを作成するのに役立つのが「Facebook広告成功の法則9ヵ条無料E-Book」です。

Picture of 小池英樹

小池英樹

株式会社AutoPilotAcademy(オートパイロットアカデミー)のCEOであり、デジタルマーケター。上智大学を卒業後、ヤマトシステム開発株式会社に勤務し、2011年に独立。顧客ゼロの状態からスタートし、オンラインを活用した集客のスキルを磨き上げ、中小企業から大手企業に至るまでの幅広いクライアントのビジネス成長を支援。2019年に立ち上げたAutoPilotAcademyでは、自らの経験や知識を活かし、デジタルマーケティングの効果的な戦略や戦術を提供している。著書に「AIと共に拓く デジタルマーケティング完全攻略バイブル(プレジデント社)」がある。趣味は、ドライブ旅行、ランニング、水泳、B`zライブ鑑賞、映画鑑賞。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。