「ブログ」という言葉を聞いたことが無い現代のビジネスパーソンはいないと思いますが、「ブログマーケティング」はどうでしょうか。
コンテンツマーケティングの一種であるブログマーケティングは、おそらくそれを知らない人が思っているより、効果的で大きなメリットを狙うことが可能です。
本記事では、ブログやブログマーケティングの基礎から、効果的な記事の書き方、例をご紹介していきます。
貴社のビジネスをブーストさせるカギになるかもしれない「ブログ」について網羅的な知識が得られる構成にしてありますので、是非最後までご覧ください。
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ブログ、ブログマーケティングとは?
最近の副業ブームで再び脚光を浴びた感のある「ブログ」ですが、もともとはWeb logの略で、御存知の通り投稿者が記事を投稿して、読者がコメントしたりすることができるシステムです。
「芸能人の○○さんはブログだけで月収数百万」や、「インフルエンサー○○さんはブログで年収8桁」みたいな話を聞きますが、実際ブログは大きな売上を上げることが可能なメディアです。
このブログを自社ビジネスを広げるためのツールとして使うのがブログマーケティングと言えます。
ブログを使って集客することもできますし、ブログ上で自社製品を販売したり、自社のECサイトへ誘導することも可能ですし、集客さえできればYouTubeのように広告収益を上げることもできます。
ブログはその興りから「趣味用」と思われている場合もありますし、たしかに世の中には趣味で書かれているブログも多数あります。
ですが、先述の通り、戦略を持ってブログを運営することでビジネスにも大いに活用することができます。
まずは「ブログは重要なマーケティングツール」で有ることを認識いただければと思います。
ブログマーケティングのメリット
メリットは沢山ありますが、低コストや、数値での評価ができるといった一般的なWebマーケティングのメリットはここでは省きます。
ブログが他のSNSやソーシャルメディアと違う点として、
・長文が許容される
・画像を多用できる
・ユーザーに通知が行かない
があります。
twitterには140文字という制限がありそもそも長文の投稿ができませんし、Instagramでの長文は読みやすいとは言えません。
この点ブログには文字数の制限がありませんし、比較的長文でも読んでもらえるメディアと言えます。
余談ですが、ブログを読むユーザーとYouTubeを見るユーザーは層がかなり違うと言われています。
オススメの動画を次々に見ていくYouTubeは「受け身型」のメディアと言えますが、ブログは能動的に自ら検索して文字情報を得ようとしているユーザー層であるため、そのリテラシーや購買力も高いと言われています。
さらにブログのコンテンツは「記事」なので、置きたい場所に適宜何枚でも画像を配置することができますので、ストーリーを持った構成にしやすく、根強いファンを獲得するコンテンツにしやすい点も見逃せません。
「ユーザーに通知が行かない」というのは一見デメリットのように見えますが、企業の販売促進コンテンツはその度に通知が来ると鬱陶しくて見なくなってしまうという事も起こりえます。
twitterやInstagramでもあまりに投稿が多くTLを占領してしまうアカウントをフォロー解除したりミュートしたりすることは誰にでもあるのではないでしょうか。
「見たい時に見られる」というのも能動的なユーザーと好相性です。
とは言え通知機能も上手に使いたいところですので、この辺りはtwitterなどのSNSとの併用によってクリアしていきます。
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キーワードにロングテール?SEOとは?
さて、魅力が沢山あるブログマーケティングですが、あらゆる宣伝広告媒体に共通する点があります。
「見てもらわないと意味がない。」
です。
あたりまえでシンプルですが、圧倒的に重要なポイントです。仮にその記事で最新のゲーム機を100円で販売しても、誰も見てくれなければ売上は永遠にゼロのまま。
ここを工夫して、より多くの人に見てもらうようにするのがブログマーケティングの第一歩です。
誰が見てくれるのか。
既存のビジネスにブログマーケティングを導入する場合は、まず既存顧客にブログをアピールすることで深耕営業になります。
もちろん既存顧客だけでなく、既存のSNSのフォロワーもある程度は取り込めますが、この効果は初期段階に限定されますので、継続的にブログへの流入を得るために必要不可欠となるのがSEO対策です。
SEO対策について詳しく語ると、本一冊かけていまいますのでここでは省きますが、簡単に言うとGoogleで検索した時に上位に出てくるようにするという意味です。
これは社名やブランド名の検索で上位表示されるという意味ではなく、「特定のキーワード」で上位表示されることです。
社名やブランド名は固有名詞ですから、何もしなくても3ヶ月程度で上位表示されるようになります。
「資生堂」で上位表示でなく、「ファンデーション」で検索された時に上位表示を狙うのがSEO対策のメインとなります。
ロングテール
さて、実際にファンデーションで検索してみました。一番上は広告欄で、シャネル。それ以下は企業が運営している巨大メディアや巨大ECサイトの記事が出てきました。
ファンデーションのような多くの人が検索するキーワードを「ビッグキーワード」と言いますが、ここで上位表示を獲るのは至難の業です。少なくともブログ開設当初は狙う必要はないでしょう。
ここで出てくるのが「ロングテールキーワード」です。
ニッチキーワードとも言いますが、複数のキーワードの組み合わせかつ、あまり検索されないキーワードのことです。
Ubersuggestのようなツールで調べることができますが、
例えば「ファンデーション 人気 20代」というようなキーワードの組み合わせで、上位表示をとれる記事を書くといった戦略を取っていきます。
こういったロングテールキーワードの記事で集客をして、販売記事や自社のECサイトに誘導し、売上を狙っていきます。
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ブログマーケティングの成功例とその記事
実際にブログマーケティングを成功させている事例を見ていきましょう。
企業と個人ではアプローチが異なるので、まずは企業の成功例から。
経営ハッカー(freee株式会社)
スマホで確定申告の作成までを完結してくれるサービス「freee」が運営しているブログになります。
今は順位が変動していますが、かつては「固定資産税」のようなビッグキーワードで上位表示されていた程のメディアです。
会計ソフトの会社だけでなく、中小企業経営のプラットフォームになるという自社の理念からビジネスにまつわる多様な記事を投稿し続けており、ビジネスパーソンにファンが多いであろうことが伺われます。
会計ソフト「freee」への純粋な誘導はあまり見られないので、企業のブログマーケティングとしては少し経路が違うかもしれませんが、独立したメディアとして成立するほどのクオリティといえ、ブログマーケティングをする上で大いに勉強になるサイトです。
manablog(マナブ氏)
個人のブロガーの代表格はイケハヤ氏が有名でしたが、最近はYouTubeに軸足を移したようで、最近で言うとマナブ氏が筆頭格と言えます。
両氏は時に情報商材屋として叩かれることもありますが、ここは純粋にブログマーケティングの参考例として取り上げたいと思います。
もともとmanablogはアフィリエイトブログとして誕生したようです。
(アフィリエイトとはブログに様々な企業の広告を貼付け、そこから商品が売れた場合、一定の金額を受け取るという方式。)
マナブ氏は企業のWebマーケティングを手掛けるなど、Webマーケティング全体に精通しており、そのノウハウをブログで公開することにより日本トップブロガーに上り詰めました。
詳しくは同ブログを見ていただければと思いますが、SEO対策、特に「特定のキーワードを検索した人が求めていること」を徹底的に追求したコンテンツになっています。
企業でブログマーケティングをする上でも共通する手法ばかりなので、是非参考にしていきたいサイトです。
記事の例
「固定資産税ってどうやって計算されてるの?やってみると意外とシンプルな計算方法を徹底解説」
先の経営ハッカーの記事です。「固定資産税 計算 方法 解説」辺りのキーワードを狙っていると思われますが、仮に「固定資産税」で検索してきた人にとっても知りたいことが網羅されている素晴らしい記事になっています。
ここで大事なポイントは「固定資産税」で検索したからと言って、「固定資産税の定義」を知りたい人はあまりいないということです。
実際にわざわざこのキーワードで検索している以上、その計算方法や特例など「周辺情報も知りたい」という検索意図にしっかり応えています。
SEO対策の独学方法【5ステップ解説したけど、2年かかるよ】
こちらはmanablogから。「SEO対策 独学」で2020年11月5日現在1位表示されています。
Webマーケティング担当者なら一度は見てもらいたいと思えるほど、ブログマーケティングに必要なことが網羅的に書かれています。
主に個人向けの内容になっていますが、企業担当者でも勉強になることが沢山含まれていますので是非御覧ください。
タイトルが特徴的ですが、「2年かかるよ」が特にポイントになります。
「ブログは簡単に稼げる」という宣伝文句を真に受けて気軽に始めたものの、全然稼げないという人に刺さる秀逸なタイトルです。
タイトルの付け方もSEO対策の一部なので、こういったところからも学んでいきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。たかがブログとはとても言えないポテンシャルがあることはご理解いただけたのではないでしょうか。
Facebook, twitter, Instagram ,Til TokなどなどWebマーケティングは様々なツールがありますが、企業の戦略としては自社や製品に合わせたメディアの組み合わせで進めていく必要があります。
すべての企業や製品、サービスにブログが適しているわけではありませんが、今回ご紹介した特徴とマッチするようであれば、ブログの運営は必須と言えます。
今後の貴社のWebマーケティングの参考に本稿が少しでもなれば幸いです。
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執筆者:AutoPilotAcademy編集部
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監修者:小池英樹
AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。