Instagramはいつ更新すればいい?リーチ数・フォロワー数アップにつながる投稿時間帯と頻度について

Instagramはいつ更新すればいい?リーチ数・フォロワー数アップにつながる投稿時間帯と頻度について

ブログ、メルマガなど、Webマーケティングにおいてコンテンツを配信する際は、受け手の視点に立つのが大事。

どんなに有益な内容の充実したコンテンツでも、非常識な時間帯に配信したり、立て続けに送り続けたりしてしまえば相手にストレスを与え、配信元への不信感・嫌悪感を引き起こしてしまいます。写真や動画を手軽に投稿・閲覧できるInstagramでも、この点は基本的に変わりません。

ということで、今回取り上げるテーマはInstagramの投稿時間帯と頻度。より多くのフォロワーを獲得し、商品の認知度アップやブランディングといった成果をあげていくためには、どういったタイミングに、どれくらいの頻度で投稿していくべきなのでしょうか?過去の調査データや事例を交えながらひも解いていきたいと思います。

Webマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングに取り組んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

ユーザーの反応が見込める時間帯は大きく3つ

まずはInstagramの投稿に適したタイミング、時間帯から見ていきましょう。

スマートフォンアプリ市場の分析サービス「App Ape」(運営会社:フラー株式会社)が2020年6月に行った調査によると、Instagramユーザーのアクティブ率(※)が最も高いのは20時から21時。曜日を問わずおおむね18時台からアクティブ率が大きく上昇し、20時~21時の間に全時間帯で最高の14%~15%前後に達します。この時間帯はテレビやラジオのいわゆる「ゴールデンタイム」と同じです。

その次に12時台(10.5%~12%前後)、7時台(8%~9%前後)が続いており、新型コロナウイルスの影響によって私たちの生活様式やワークスタイルが大きく変わった今もなお、自宅でのリラックスタイムやオフィスでのランチタイム、通勤などの空き時間を利用してスマートフォンを片手にInstagramを楽しむ人が少なくないようです。

時間帯についてはこの3つを基本としつつ、自社の業種や顧客層にあわせて適宜調整していくのがいいでしょう。たとえば主婦層がメインターゲットとなる日用品や雑貨を紹介したいのなら、家事がひと段落する午前10時前後のタイミングで送るのも1つ。

飲食、美容関連といったサービス業に従事する人がターゲットなら早朝は避け、店舗の営業が終了した夜遅めの時間帯に投稿するのもおすすめです。また、海外のファン獲得、販路拡大を目的としてInstagramを利用するなら、現地との時差を加味するのも忘れずに。

ちなみに、100名以上のフォロワーを獲得しているアカウントなら、Instagramのインサイト機能を使ってフォロワーの利用時間(自社アカウントの滞在時間)をチェックできます。やり方は簡単でアカウントのプロフィール画面右上のメニュー(3本線マーク)をタップし、「インサイト」→「合計フォロワー」→「最もアクティブな時間帯」を選択するだけ。

続いて表示される画面で過去7日間におけるフォロワーの年齢・性別の割合と、時間帯別のアクティブユーザー数を確認できるので、より細かく出し分けたい際に活用するといいでしょう。

※アクティブ率:Instagramアプリを一度でも起動したユーザーが全体に占める割合

頻度は1日1投稿が基本

次は投稿の頻度について。リーチ数を拡大し、フォロワーを増やしていくにあたっては、具体的にどれくらいの頻度で投稿するべきなのでしょうか?

結論から言うと、中小・ベンチャー企業が前述のような目的でアカウントを運用する場合、1日1回のペースで投稿するのがおすすめです。

現在のInstagramのアルゴリズムでは、「Interest」(ユーザーの関心度)、「Relationship」(ユーザーとの親密度)とあわせて「Timeliness」(情報の鮮度)が重要なシグナルになっており、基本的に新しい投稿ほどフィード上位に表示される傾向があります。投稿の間隔が大きく空いてしまうとその分だけリーチ数が減りやすく、新規のフォロワーを獲得できる可能性も下がってしまうというわけです。

とはいえ、逆に投稿の頻度を上げ過ぎる(投稿を増やし過ぎると)と、他アカウントの投稿に紛れて読み飛ばされ、投稿1件ごとのリーチ数が低下しまうことも。まずは1日1回、リソースの都合などでそれが難しい場合は2日~3日に1回を基本とし、定期的なペースで投稿しましょう。

たとえば、ソーシャルメディアマーケティングの成功事例として取り上げられることの多い土屋鞄製造所のInstagramアカウントでは、投稿をほぼ1日1回のペースに固定し、季節ごとの新商品を紹介することで、10.6万人のフォロワーを獲得しています。

土屋鞄製造所 Instagram公式アカウント

https://www.instagram.com/tsuchiya_kaban/

ただし例外も…

ここまでInstagramの投稿におすすめの時間帯と適切な投稿頻度について見てきましたが、これらはあくまで定石、原則であり、例外も少なくありません。

たとえば、以前も別記事でご紹介した女優・松岡茉優さんのInstagram公式アカウントの場合、投稿の時間帯にこれといった傾向はなく、頻度も1ヵ月あたり1~2件ほど。非常にイレギュラーなアカウント運用にもかかわらずそれがかえって注目を集め、投稿するたびにスポーツ紙のWebサイトやニュースメディアで紹介されて85万人以上のフォロワーを獲得しています。

もちろんご本人もご多忙でしょうし、他メディアで取り上げられるよう意図的に頻度を下げているわけではないと思いますが、見方によっては最低限の労力で大きな効果をあげているアカウントと言えるのではないでしょうか。

松岡茉優 Instagram公式アカウント

https://www.instagram.com/mayu_matsuoka_koushiki/

一方、企業アカウントとしてトップクラスとなる122.3万人のフォロワー数を誇る「北欧、暮らしの道具店」では、ほぼ毎日午前中から夜間にかけて7~8件の投稿を重ねています。

前述のとおり、こうした高頻度の投稿は投稿単体のリーチ数を減らしてしまうリスクを孕んでいるわけですが、「北欧、暮らしの道具店」では商品情報のほか、おすすめレシピやインテリアコーディネートといった切り口の違うコンテンツを散りばめることで、ユーザーを飽きさせることなく、毎回多くのコメントと「いいね!」を獲得しています。

北欧、暮らしの道具店 Instagram公式アカウント

https://www.instagram.com/hokuoh_kurashi/

Instagramをはじめとするソーシャルメディア、SNSマーケティングはまだまだ黎明期です。投稿に関しては前述の3つの時間帯と1日1回というペースを基本としつつも、それだけに固執せず、自社の知名度や運用体制を加味しながら勝ちパターンを探っていくのが大切だと思います。今回の内容がみなさまの参考になれば幸いです。

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

執筆者:AutoPilotAcademy編集部

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー]は見込み顧客獲得と成約率向上のための最善の方法をお教えしています。
ネットを使って顧客との強固な関係を構築することができるようになり、小さな企業でも大きな成長を実現することができます。

監修者:小池英樹

監修者:小池英樹

AutoPilotAcademy[オートパイロットアカデミー] CEO 小池英樹 新潟市のマーケター(36歳)。新潟県新潟市生まれ、新潟市育ち、上智大学卒。 2011年にRutuboを設立、カネなし、コネなし、ノウハウなしの状況から独立。ヨドバシカメラで購入したホームページ作成ツール「Bind」を手元に事業開始。 顧客ゼロ・無収入の状態から販売促進を学び、中小企業300社以上のオンライン集客支援に携わる。顧客は日本全国及びに海外で活躍する日系企業に及ぶ。 顧客企業の集客支援も手掛ける傍ら、AutoPilotAcademyでは、培ってきた集客のノウハウを伝えている。 顧客獲得に苦心するスモールビジネスオーナーのためのオンライン集客のバイブルを作ることを目標としている。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。